災害お見舞い          会長 大八木 元

去る3月11日に発生した東日本大震災は各地に未曽有の人的・物的被害をもたらしました。被害に遭われた方々やそのご関係の方々に対し心からのお見舞いを申し上げます。幸い現在までのところ会員の皆様に関して怪我などの身体的被害の情報はありませんが、家財などの物的損害や、その後も頻発する余震に安心して眠れないなどの精神的苦痛を蒙っておられることと存じます。またご親戚や友人、知人などで被害に遭われた方がいらっしゃったのではないかと推察いたし、改めて心からお見舞い申し上げます。
サラ文事務所は古いビルの5階にあり、パソコンなどの機材の損害を心配いたしましたが、幸いガラスコップ一個破損という極めて微小な損害でしたのでご安心ください。
なお災害地へのボランティア派遣や義援金募集など、サラ文としても何らかの行動をとるべきではないかとのご意見も頂いておりますが、緊急幹事会での議論の結果、今はあわてて行動する時期ではないとの結論に達しています。義援金については当面、会員個人が自らの信念に従って各種団体の義援金活動に参加していただきたいと思います。ボランティア活動に関しては、現段階では若い人たちの労働支援が中心であり、比較的高齢のサラ文メンバーの得意分野ではないこと、いずれ事態が落ち着いてくればサラ文の出番が来ると考えられることなどから、今は何ができるかの検討を行うことにしました。さらに“押しかけボランティア”ではなく“ニーズに応えるボランティア”を目指すこととし、地元の新宿区社会福祉協議会を通じてサラ文に期待することを纏めていただくよう依頼を致しました。早速反応があり、いわき市から避難してきた方々が新宿区の全国身体障害者総合福祉センターに宿泊中でありサラ文が関われることがあれば依頼したいとのことでした。現在サラボラの山谷さんが窓口となって連絡を取り合っています。          
世間では必要以上の“自粛ムード”が蔓延していますが、サラ文は“何でもかんでも自粛”という姿勢は取りません。“大人の常識”に照らして“サラ文らしい活動”であれば臆することなく積極的に取り組んでゆきたいと思います。

原子力発電所の放射能問題など、まだまだ不安な状況が続きますが会員各位におかれては、徒に危機感だけをあおるメディの報道や根拠のない噂、風評などに一喜一憂することなく自らの価値観、信念に従って悔いのない行動をとっていただくようお願いいたします。
なお、今回の復興支援は長期・広範にわたって必要となると思われます。義援金などは1回したから終わりではなく、長期・定期的に支援する覚悟が必要でしょう。また電力供給力の回復には時間がかかりそうです。これを機会に永続的な節電を心がける姿勢を身につけたいと思います。

 

 


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