サラ文・展望台(2014年3月)

   

 

  

“季膳坊”へ里帰りしてからの2月“第2水曜に集まろう会”へ参加しました。
やはりこの会場・雰囲気はサラ文の月例会に相応しいとつくづく思いました。恒例の主題でもある各自の近況などの話が始まりました。

私の前斜め右の席、山本眞一郎さんが「ベトナムの鉄道を乗りつぶしてきた・・・」との話がありました。ワクワクするほど羨ましいと思いました。私が海外で鉄道に乗ったのはたった一回のマレー鉄道です。ずいぶんと昔のことですが車内の客は数人で、私の座席の近くで子供が三人遊んでいて、写真撮らせてとボディランゲージで・・・彼らは嬉しそうにポーズをとってくれました。シンガポール駅から数駅までで帰り時刻はどうなるかと心配でしたが、折り返し運転だとわかってホットしたことがあります。今年1月末に、知人が2月6日から3ヶ月間ベトナムへ行くと連絡があったことを思い出し、意外な巡りあわせだとほのかな思いを感じました。

私の右隣り中島邦子さんのお話で「秋田内陸縦貫鉄道に乗って・・・」と。私は定年前の在職中、東北地方の長期出張中の休日を利用して乗ったことがあります。国内で最初の鉄道の女性運転士が誕生したことで話題になり、路線は森林鉄道のようだった想いがあります。秋田にはマタギ集落が点在し、よそ者は入れないし、生活環境は普通の人は耐えられないと話してくれた、今は無き「マタギ」という居酒屋が盛岡市内にありました。マタギの里へ行ってみますかと誘われ、それなり覚悟しないと行かれないと脅されて・・・及び腰に。その度に珍しい素材の独特の品々は、その“マタギ”からのもので、女将さんは“マタギ”へ出入りができた一人でした。

サラ文の会員の方々は、アンテナをいくつも持っています。そして行動が積極的で、それぞれの趣味的活動分野をも超えた話は、私の新しい自分を自覚させ再起動させてくれます。            

                                                                                                                                                       中村英生