サラ文・展望台(2014年7月)

   

   今年の梅雨明けはいつ頃になるのでしよう。
  雨の続く日々、たまに中休みのように晴れ間がのぞく夕暮れ時は散歩のチャンスです。
  足元は心配ないし商店街は人通りも少なく老舗や、お洒落っぽい店先を横目で見ながら見慣れた通りを見とおすと、落ち着きと楽しさも感じられます。でもたまに寄ったりしたお蕎麦やさんが閉まっています。休日でもないのに? 聞いたら本当の休業だそうです。江戸四食と言われているのは「蕎麦・鰻・寿し・天ぷら」とか、その一つが欠けたのだからやはり寂しい思いです。

   一昨年よりサラ文の総会がこの町(日本橋浜町)の公園内会議室(区立総合スポーツセンター)で開かれました。公共施設のため飲食は出来ずあとの「懇親会」これが問題です。私も幹事の一員として大勢入れて無理のないお値段で済む会場を探さなければなりません。以前散歩の途中にあった大きな「鰻」やさん。あそこも閉店になり今は黒基調の時代を感じさせる、古めかしい居酒屋さんに変身しているのを思い出しました。様子を見に行くと2階は大勢でも大丈夫との事、結構繁盛しているようです。ここで開催決定で安心しましたが、今年は2階のコーナーにびっくりする装置が新設されていました。

   それは自動ビール注入機です。冷えたジョッキを各自で斜めになった所に置きスイッチON、満杯になる寸前に泡のみ(約1p)これが喉ごし適量なのか?出てきて終了。若者が手慣れた様子でジョッキ片手に待っています。唖然としているのは私のみか。おかげで幹事の気配り?なんて無くても大丈夫かな、まいっか!で無事終了。これって仲間同士の注いだり注がれたりのコミニケーション文化が無くなってしまうのでしようか。ちょっと寂しいような。そんな先の事は気にしない気にしないでいきましよう。


                                                                                                                                        品川慶子