サラ文・展望台(2015年2月)

   

三重県津から東京に移り9年。昨年秋に久しぶりに「津祭り」に出かけると商店街はシャッター通りになり、一番良い場所は大きな銀行・証券会社の本店でした。正月の“福袋”は何と外国人の女性が売り場に突進、自分達の国ではない事で楽しいとドイツの女性が言ってました。バーゲンにも外人が増えているとのこと。
私の職場は田園調布の地域ですが大きなお屋敷が壊され3区画、4区画と区切られ夫々戸建の家に変容し、それでも切り売りで建てばよいのですが、いつまでも更地で残っている処もあり、田園調布といえど時代の流れに徐々にかわっていくのだなぁと思いました。
テレビで明るい話題は“新しい科学者としての挑戦”があり(1月6日NHK「2015 私の誓い(2)」)小島桂(農業生物資源研究所)氏の夢のシルクで未来をという遺伝子組換え「カイコ」で光る糸・色のついた糸ができつつあるそうで、彼の抱負は、「ネオ・シルクロードの創出」、日本からの新たな絹文化の発信です。
飛躍していくさまは、心躍るものですが衰退していくものの悲哀を感じる年の始めのひと綴りです。
魅力あるサラ文への変容は、新しい行事、内容も増やしていける様お手伝い出来ればと思っています。

                                                                                                                                     金子勝子