平野啓一郎 葬送   丸山マルヤマ健二ケンジ・・ナマリのばら、ホカ 熱源 川越宗一 その
         
No   よみ 漢字 いみ、別の読み 同意 用例
1 あいがんし 愛玩し 大切にして、かわいがって    
2   あいまい 曖昧 1 態度や物事がはっきりしないこと。また、そのさま。あやふや。「曖昧な答え」2 怪しくて疑わしいこと。いかがわしいこと。また、そのさま。「曖昧宿(やど)」
3   あいみたがい 相見アイミタガ 同じ身分や立場の者が互いに助けあうことや、そういう間柄の意味。 「武士は相見互い」とも書く。  
4   あいれん 哀憐アイレン 悲しみ哀れむこと。 ふびんに思うこと。 哀憫 (あいびん) 。  
5   あえかな か弱いようすだ、きゃしゃ    
6   あえぐ 喘ぐ 1.苦しそうに、 せわしく呼吸する。息を切らす。2.重圧や貧困などに苦しみ悩む    
7   あおざめる 青褪める 顔色が、血の気が引いて青白くなるさま    
8   あおる 煽る 元々「(団扇であおいで)風が火の勢いを強める」という意味の単語。 ... そこから転じて、火の勢いだけでなく「物事をの勢いを強める」あるいは「おだてたりして、(相手がある行動をするよう)仕向ける」という意味として使用される。
9   あがく 足掻く 自由になろうとしてやたらに手足を動かすこと    
10   あがなう 贖う 1 (贖う)罪のつぐないをする。「死をもって罪を―・う    
11   あがなう 購う 2 (購う)あるものを代償にして手に入れる。また、買い求める。「大金を投じて古書を―・う」[可能]あがなえる
12   あくせく 齷齪 目先のことにとらわれて、気持ちがせかせかするさま    
13   あげつらう 論う あれこれと論ずる    
14   あざむく 欺く 騙す/欺く/ごまかす/偽る の共通する意味  真実でないことを、うそをついて真実だと思わせる。  
15   あしおと 跫音 (きょうおん)あしおと 足音 空谷 (くうこく) の跫音
16   あそがっせん カエルネズミ合戦ガッセン 喜劇的叙事詩で『イリアス』のパロディ。オロかな口論コウロン    
17   あそぎ 阿僧祇 サンスクリット語・・10^56 or  10^64    
18   あだっぽい 婀娜っぽい 女性の容姿や身のこなしが、なまめかしく、美しい。色っぽい。    
19   あたらかぎりの 能ら限りの 一定の範囲の限界となるぎりぎりの点のこと。    
20   あたじさる 後退る あとじさる    
21   あぶる 炙る 間にものを挟まず、表面に火を当てて焼くこと。 2間にものを挟まずに火から少し離れた位置で温める、または、乾かすこと
22   あまねく 遍く 広く行き渡るさまのこと    
23   あめのぬぼこ 天の沼矛 (古事記コジキ) 伊邪那岐(イザナギ)・伊邪那美(イザナミ)の二柱の神は、アメ浮橋ウキハシって混沌コントンとした国土コクドきまわしてカタまらせ大地タイチ完成カンセイさせた。
24   あやめる アヤめる 「あやめる(殺める)」という言葉は現代ではいのちを奪うことを指しますが、本来は「危める」と書き、危害を加える、危険な目にあわせることを意味していたとか。 殺すことは、古くは「しいする、しする(弑する)」と言った。
25   あらずもがな むしろ、ないほうがよい。なくもがな。「あらずもがなの発言」     
26   あらまほlし 望ましい。好ましい。理想的である。    
27   あらわに 露わに むき出しであるさま。 はっきり見えるさま。 物事がおおやけになるさま。 気持ちなどを隠さずに公然と示すさま
28   あらわれる 顕れる はっきりする・あきらかになる。現れる・・隠れているものが姿を見せる、表れる・・表面に出る。露れる・・むきだしになる」「あらわになる
29   あんしゅ 按手 キリスト教で、手を人の頭に置いて、聖霊の力が与えられるように祈ること    
30 いい 唯々 他人のことばに少しもさからわずに従うさま。 他人の言うがままになるさま。     
31   いいだくだく 唯々諾々 人の言いなりになる    
32   いかる 瞋る 怒って目をかっとみはる。 相手をにらみつける。    
33   いきけんこう 意気軒昂 おおいに元気で、盛んに奮い立つさま。 意気込みが盛んで、威勢のいいさま。    
34   いぎたない キタナ  寝相が悪い。用例ヨウレイ・・いぎたなくネムりこむ。    
35   いかん エラ 雄大な景観  用例ヨウレイ・・「鮮麗センレイ宇宙ウチュウダイ偉観」    
36   いきづき 息衝き 1. 呼吸 2. 感情の高まりなどから大きく息をすること。ため息。    
37   いきりたつ 熱り立つ 怒りを抑えきれず興奮するのこと    
38   いけんをたたく 意見を敲く 人の意見を問う。たずね聞く    
39   いさかい 諍い 言い争い。 口論。 口。 げんか   ヒサシ
40   いささかも 些かも 分量・程度が僅かであるさま。 否定を伴って少しも・ちっとも・微塵も・全く・全然、そんなことはない、といった意味を表す言い回し。
41   いさめる イサめる おもに目上の人に対して忠告して改めさせる意    
42   いしゅうする 蝟集イシュウする 「蝟」はハリネズミの意。ハリネズミの毛のように、一時に1か所に、多くのものが寄り集まること。  
43   いすかのはし 鶍の嘴 イスカの上下のくちばしが湾曲してくい違っているように、物事がくいちがって思うようにならないこと。齟そ齬ごをきたすことのたとえ。
44   いすくまる 居竦イスクまる 恐ろしさや寒さのあまり、身がすくんで動けなくなる。いすくむ。 「にらまれて―・る」     
45   いたく 甚く  はなはだしく。非常に。感心したり心配したりする心情   甚く傷ついて
46   いたずらに 徒に 無駄に 無駄に  
47   いたち イタチ科の哺乳類などの意味をもつ漢字。 18画の画数をもち、鼠部に分類される    
48   いちごはんく 一言イチゲン半句ハンク ほんの少しの短い言葉。ちょっとした言葉。「言」は「げん」とも読む。 【語源・由来】 ー. 【類義語】 ・一言片句(いちげんへんく) ・一言一句(いちごんいっく)
49   いっきかせい 一気呵成 一気に文章を書きあげること。一気に物事を成し遂げること。    
50   いつらく 逸楽イツラク 気ままに遊び楽しむこと。「 ―にふける」    
51   いななく 嘶く 馬が声高く鳴く。    
52   いにょう 囲繞イニョウ (いじょう) まわりを取り囲むこと    
53   いぶ 慰撫 なだめておだやかにすること。なぐさめいたわること。    
54   いぶかる 訝る 様子・事情・結果がどうも変だ(が、なぜだろう)と思う。不審がる。    
55   いましめ 縛め 禁を犯したり,失敗したりすることのないように,前もって注意を与えるのこと    
56   いやおうもなく 否応もなく 賛成であろうが反対であろうが、好ましいことであろうとそうでなかろうと    
57   いんいん 殷々インイン 雷鳴ライメイがーーとトドロく。大きな音が鳴り響くさま。    
58   いんうつ 陰鬱 陰気(=どんよりして)で鬱陶(うっとう)しい    
59   いんしん 殷賑  活気があってにぎやかなこと。また、そのさま。繁華。 歳末の市場は殷賑を極める  
60   いんえい 陰翳 光の当たらない暗い部分のこと。   陰翳礼讃
61   いんせい 隠棲/隠栖 俗世間を逃れて静かに住むこと。また、その住まい。「山奥に―する」「政界を引退して故郷に―する」  
62   いんぜん 隠然 表面には表れないが、陰では強い影響力を持っているさまのこと。    
63   いんびな 淫靡な 淫らで崩れた感    
64 ういてんぺん 有為転変ウイテンペン この世のすべての存在や現象は、 さまざまな原因や条件によって常に移り変わるものであり、少しの間もとどまっていないこと。また、この世が無常で、はかないものであるたとえ。
65   うかがう 窺う 1.すきまなどから、ひそかにのぞいて見る。2. ひそかにようすを探り調べる。    
66   うかつ 迂闊 陰気でうっとうしい感じがするさま    
67   うがつ 穿つ 穴をあける。掘る。また、突き通す   穿った見方
68   うかべる ウカべる 1 浮かぶようにする。 浮かばせる。 「船を水に―・べる」⇔沈める。    
69   うごめく ウゴメ 虫がはうように絶えずもぞもぞ動く。蠢動 (しゅんどう) する。    
70   うそぶく 嘯く 1.とぼけて知らないふりをする。2.0偉そうに大きなことを言う    
71   うずく 疼く くはずきずきする痛み    
72   うずたかく ウズタカ 物が幾重にも重なって、高く積み上げられているさま。    
73   うぞうむぞう 有象無象ウゾウムゾウ 数は多いが、種々雑多なくだらない人や物。ろくでもない連中のこと。多くの人々を卑しめていう。また、形があるものも、ないものもすべて。有形無形のすべて。▽もと仏教語。「象」はかたち。
74   うだる 茹だる 暑さを形容する表現で、あまりの暑さに頭が茹で上がるような感じのするさまのこと    
75   うちふるえる 打ち顫える 恐れまたは興奮から、発作的に震える, 震い戦く ・ 身震 ・ 寒気だつ ・ 戦慄 ・ 寒気立つ ・ ぶるぶるする ・ ぞくぞく ・ 打震える 
76   うつ 搏つ 手のひらでたたく。繰り返しうつ。「脈を搏つ」「羽を搏つ」;     
77   うつうつと 鬱々と 心がふさいで晴れ晴れしないさま    
78   うつむく 俯く 顔が下の方へ傾く。 下を向く。    
79   うなされる 魘される 恐ろしい夢を見るなどして、眠ったまま苦しそうな声を立てる。    
80   うなずく 頷く 肯定・同意・承諾などの気持ちを表して首をたてに振るのこと    
81   うらみ がある ウラみ がある 他と比べて不満に思われる点。もの足りなく感じること    
82   うらやんで 羨んで 他人の能力や状態をみて、自分もそうありたいと願うさま。また、他人をねたましく思うさま …
83   うろ 迂路 とおまわり    
84   うろんな、−げ 胡乱な、ーげ 確かでなく、怪しいこと。うさんくさいこと。    
85   うわごと 譫言 高熱などで意識の混濁している人が無意識に口走る言葉    
86 えいたん 詠嘆エイタン 感動を声にまで出すこと。    
87   えぐる 抉る 刃物などをつきさしぐるりと回してくり抜くのこと 刳る  
88   えんえき 演繹 1.一つの事柄から他の事柄へ押しひろめて述べること。2.与えられた命題から、論理的形式に頼って推論を重ね、結論を導き出すこと。
89   えんげん フチミナモト 物事の起こり基づくところ。根源。みなもと。「文化の淵源にさかのぼる」    
90   えんご 掩護 本隊・友軍の行動や拠点を敵の攻撃からかばい守ること。    
91   えんさ 怨嗟 うらみなげくこと。    
92   えんどう 豌豆エンドウ まめ科の越年生つる草。葉は羽状複葉で、複葉の先には数本に分かれた巻きひげが出て、物にまきつく。
93   えんぶん 艶聞 つやっぽいうわさ。異性との関係があるといううわさ。(新源氏物語)    
94 おいぼれる 老い耄れる 年をとって頭がぼける、心身の機能が鈍る、もうろくする    
95   おうのう 懊悩オウノウ なやみもだえること。 煩悶 (はんもん)     
96   おういつ 横溢オウイツ (汪溢) 水がみなぎりあふれること。また、気力などがあふれるほど盛んなこと。「―する若い力」「 生気―」「太陽が出るや否や、水門の水が放たれたような―で、光は地平線まで …
97   おおう 掩う 物の上や外側に他の物をかぶせる。また、そうして守る。 「覆う・被う・蔽う・蓋う」とも書く。  
98   おかめはちもく 岡目八目 事の当事者よりも、第三者のほうが情勢や利害得失などを正しく判断できること。囲碁から出た語。碁をわきから見ていると、実際に打っている人よりも、八目も先まで手を見越すという意から
99   おくする 臆する 気おくれして恐れる。おどおどする。    臆することなく
100   おくめん 臆面オクメンオクメン 恐れなどから気持ちが挫ける様子。     
101   おこす 熾す 炭などの火の勢いを盛んにするのこと    
102   おこり (ビョウ) オコリ 間欠的に発熱し、悪寒 (おかん) や震えを発する病気。主にマラリアの一種、三日熱をさした。えやみ。わらわやみ。瘧 (ぎゃく) 
103   おぞましい 悍ましい 1.いかにも嫌な感じがする。ぞっとするほど、いとわしい。2.我 (が) が強い。 強情だ。3. たけだけしい
104   おそれ 1.(虞)よくないことが起こるかもしれないという心配。2. (恐れ)こわがる気持ち。恐怖。 不安。3. (畏れ)敬い、かしこまる気持ち。畏怖 (いふ) ・畏敬 (いけい) の念
105   おたけび 雄叫び 勇ましく叫ぶこと。    
106   おっつけ −、 やがて    
107   おとしめる 貶める 劣ったものと軽蔑する。さげすむ。見下す。    
108   おののく 戦く 恐ろしさ・寒さ・興奮などのために、からだや手足が震える。わななく。 慄く  
109   おびやかす 脋かす おびやかす、 脅威、驚異  
110   おぼつなかい 覚束ない 1.物事の成り行きが疑わしい。うまくいきそうもない。22.はっきりしない。あやふやである。
111   おぼろな 朧な ぼんやりとかすんでいるさま。はっきりしないさま。    
112   おめこぼし こぼ(溢)し 大目にみる、 わざと見逃す、といった意味で、「目」から「溢す」、つまり見 ...    
113   おもいなす 思い做す のように心に受け取る。 思い込む。    
114   おもう 惟う 心を集中してよく考える。「思惟(シイ)」    
115   おもかげ オモカゲ  目の前にないものが、あるように目の前に浮かぶこと。また、その姿。    
116   おもねる 阿る 人の気に入るように振る舞う。へつらう    
117   おもはゆい 面映オモハゆい きまりが悪い。てれくさい。「みんなからほめられて―・かった」[派生]おもはゆがる[動ラ五]おも  
118   おもむろに 徐に 挙動がゆったりとしているさま。 焦ったり急いだりせずにゆっくりと動き始めるさまなどを表す語。  
119   おもわ 面輪オモワ 顔面ガンメン    
120   おらびたおす ワメタオ ワメ(わめ)いて大声オオゴエをあげツヅける    
121 かいご 悔悟 自分のした事を悪かったとさとり、後悔し改めようとすること   悔悟の念
122   かいこん 悔恨 くやみ残念におもうこと    
123   かいさい 快哉 ああ愉快だと思うこと。胸がすくこと    
124   かいしゃする 膾炙 「膾」はなます、「炙」はあぶり肉の意で、いずれも味がよく、多くの人の口に喜ばれるところから》 世の人々の評判になって知れ渡ること。  口に膾炙する・・・広く世人の話題に上がる
125   かいいん 誨淫 男女間のみだらなことを教えること。「誨淫の書」     
126   かいてい 階梯 物事を学ぶ段階    
127   かいとうらんまをたつ 快刀乱麻カイトウランマ こじれた物事を非常にあざやかに処理し解決すること。鋭利な刃物で、もつれた麻糸を断ち切るように物事を処理する意から。
128   がいはく 該博ガイハク 物事に広く通じていること。学識の広いこと   該博ガイハク知識チシキ
129   かいよりはじめよ カイよりハジめよ (コトワザ)人に言いつける前に自分が積極的に着手せよ、という意味。 「隗(かい)」は戦国時代の燕(えん)の人で、郭隗(かくかい)という人。
130   かいわ 諧和  1 やわらいで親しみあうこと。調和。2 音楽の調子などがよく整っていること    
131   かえって 却って 予想とは反対になるさま。反対に。逆に。 反って  
132   かおさす カオす、カオさす (大阪オオサカ) どこかに出かけて、知り合いに見つかることを「顔がさす」「顔さす」などと言うようだ。 例:あそこに行ったら顔がさす。
133   かかる 罹る ある病気になるのこと    
134   かきん 瑕瑾 @ 物についた、きず。 A 欠点。短所。ほかは申し分ないのに、ほんのわずかな欠点のあることにいう。 B 恥辱。名折れ。...    
135   かくい ヘダ 心にへだたりのある思い。打ち解けない心。遠慮。「―なく意見を出し合う」    
136   かくかくと 赫々と 強く光り輝くさま。 または、名声や功績、栄華などが華々しい様子を表す表現。    
137   かくせん 角栓カクセン 皮脂腺から分泌された皮脂や周囲の角質が毛穴中で凝固、発達したもの。    
138   かくやく 赫奕 光り輝くさまで、神々しい、尊い   赫奕と輝く太陽
139   かげる 翳る 今までさしていた光が弱くなる。特に、日光・月光が雲にさえぎられ、また、日光が夕方になって、弱まる
140   かこつ 託つ 1.心が満たされず、不平を言う。 ぐちをこぼす。嘆く。2.他の事のせいにする。口実にする。かこつける。 
141   かざす 翳す 1.手に持って掲げる。2. 物の上へ、手などをおおうように差し出す。3. 頭上や顔のあたりに手や物などをさしかけて光をさえぎる。
142   かじる 齧る 物事のほんの一部だけを学ぶ    
143   かする  カスる  1 軽く触れて通り過ぎる。かすめる。「弾丸が耳を―・った」2 上前をはねる。「賃金を―・ る」  
144   かすめる 掠める 1 すきをうかがって、すばやく盗む。「財布を―・める」2 人の見ていないすきに、こっそり何かをする。「上役の目を―・めてサボる」3 すれすれに通り過ぎる。かする。
145   かすり カスリ (織物オリモノ) 糸(かすりいと)、すなわち前もって染め分けた糸を経糸(たていと)、緯糸(よこいと、ぬきいと)、またはその両方に使用して織り上げ、文様を表すものである。
146   かたかげ カタカゲ (季節キセツナツ) 1 陰になっている所。物陰。「高い用水桶の―から中を覗いて」〈秋声・足迹〉2 日陰。特に、夏の午後に家並みなどの片側にできる日陰。
147   かたくなに 頑に 意地を張って自分の考えや態度を変えようとしないさま。頑固。一途。.ぎこちなく見苦しいさま。不体裁なさま。 
148   かたじけなくも 忝くも 1 もったいない。恐れ多い。 ... ご好意のほどまことに―・く存じます」3 恥ずかしい。面目ない。  
149   かたどり 模り ある物の形をまねて、そのような形に作るのこと 模りに  
150   かたどり 象り ある物の形をまねて、そのような形に作るのこと    
151   かたる 騙る うまい事を言ってだます    
152   かちゅう 渦中 1.水のうずまく中。2.ごたごたした事件の中。 もめ事などの中心。   疑惑の渦中
153   かつもく 刮目 目をこすって、よく見ること。注意して見ること。 刮眼 刮目して
154   かど 理由として取り上げる事柄のこと   廉で
155   かなう 適う ぴったり当てはまる、適合する    
156   かねてから カネてから 「以前から」「前もって」という意味で、重語になる。 「予てより」「予てから」は主に口頭で使い、文章で使うのは避けるべきと言われています。 
157   かばう 庇う 他から害を受けないように守って、いたわる。    
158   かぶん 寡聞カブン 見解ケンカイアサいこと    
159   からい カラ 塩気が多い。 しょっぱい。    
160   かれい カレイ かれい科の海魚。体は平らで卵形。普通、目は二つとも体の右側にある。    
161   かわす 躱す 1 ぶつからないように身を翻して避ける。 2 巧みに避けて逃れる。    
162     敢為の気概 あえて困難に立ち向かおうとする気性。    
163   がんかいのせいひん カオカイ清貧セイヒン 顔 回(がん かい、紀元前521年 - 紀元前490年頃)は、孔子の弟子の一人。尊称は顔子、諱は回、字は子淵(しえん)、ゆえに顔淵(がんえん) ... 説文解字』によれば「淵」という漢字には「回水」(滞留する水)という意味があるため、顔​回の諱と字は対応している。 道家・新出文献との関係[編集]. 清貧を重んじた人物像などから、顔回はしばしば道家と結び付けられる。
164   かんかんがくがく 侃々諤々カンカンガクガク 多くの人が集まってうるさく議論するという意味のこと。 有益で実りのある会議というよりは、騒がしくまとまりがない話し合いのさまをアラワすのにモチいる。
165   かんきょう 感興 物に感じて興がわくこと    
166   かんこつ 顴骨 ほおの上部、目の斜め下に左右一個ずつある骨。ほおぼね    
167   かんさびる(かみさびる) カミサビびる 1 古びて神々しく見える。荘厳で神秘的である。2 古びる。年を経ている。    
168   がんじがらめ 雁字搦め ひも・縄などを縦横にいく重にも巻きつけて、厳重に縛ること、束縛が多くて自由な行動がまったくとれないこと
169   がんしゅう 含羞ガンシュウ 恥ずかしいと思う気持ち。 はにかみ。はじらい。「頰に含羞の色を浮かべる」     
170   かんたん 肝胆カンタン 1 肝 (きも) と胆 (い) 。肝臓と胆嚢 (たんのう) 。2 心の奥底。真実の心。    
171   かんたんそうしょう 肝胆相照カンタンソウショウ 心の底、まごころ。また、肝臓と胆嚢が近くにあることから密接な関係のたとえ。一般に「肝胆かんたん相あい照てらす」と訓読を用いる ..
172   かんとう 関頭カントウ 重大な分かれ目。瀬戸際。   生死セイシ関頭カントウ
173   かんぷなきまで 完膚無きまで 無傷のところがないほど徹底的に。    
174 きか 麾下 将軍の旗本(はたもと)。特に、その軍団の指揮者に属する部下(だという関係)。    
175   ききょうで 奇矯で 言動が普通と違っていること。また、そのさま。    
176   きく 訊く 尋ねる、問うことを意味   不躾に訊かれる
177   きけん 貴顕キケン 身分が高く、名声もあり、人格的にもすぐれている紳士。    
178   きざす 萌す 1.草木が芽を出す。 芽生える。2. 物事が起ころうとしている気配がある。心の中にある感情や考えなどが生まれる。
179   きしむ 軋む 物と物とがすれ合って、きしきし、みしみしなどと音を立てる。    
180   ぎぜん 巍然ギゼン 山などが高くそびえたっているさま。また、ぬきんでて偉大なさま。    
181   きっきょう 喫驚 意外なことや突然なことに驚くさま   吃驚仰天
182   きどごめん 木戸御免 相撲や芝居などの興行場に、木戸銭なしで自由に出入りできること。また、その者。また一般に、出入り自在なことにもいう。
183   きなり ナマ 糸や布地の漂白していないもののこと。    
184   きぬかつぎ 里芋の小芋を皮のまま茹でて蒸し、仕上げに皮をちょっとだけくるりとむいたお料理のこと。    
185   きび 機微キビ 表面ヒョウメンだけではることのできない、微妙ビミョウなおもむきや事情ジジョウ    
186   きびにふす 《青蠅が名馬の尾につかまって1日で千里の遠方に行ったという、「史記」伯夷伝の故事から》すぐれた人に従って行けば、何かはなしとげられる。先達を見習って行動することを、へりくだった気持ちでいう言葉。驥尾に付 (つ) く。
187   きゅうかつ 久闊 長らく音信をしないこと。無沙汰(ぶさた)。   久闊を叙する
188   きょうあい 狭隘 度量が小さいこと    
189   きょうおう ムネオク 他人に知られていない心の奥。胸の奥    
190   きょうがる キョウがる 1 興味を示す。おもしろがる。「一座の―・るような話を持ち掛けて」〈谷崎・異端者の悲しみ〉2 一風変わっている。酔狂である。
191   きょうかん 叫喚  大声でわめきさけぶこと。「阿鼻 (あび) 叫喚」    
192   きょうきょう ツツシ おそれつつしむさま。びくびくして安心できないさま。「後ろ暗いところがあって兢兢としている」「戦々兢兢」[補説]「戦々兢々」は「戦々恐々」とも書く。
193   ぎょうこう 僥倖 思いがけない幸い。偶然に得る幸運。 「僥倖を頼むしかない」「僥倖にめぐりあう」 2 幸運を願い待つこと
194   ぎょうぜん 凝然ギョウゼン 動かない様子、じっとしている様子。      ーとちつくす    
195   きょうじ 矜持 自分の能力を優れたものとして誇る気持ち。自負。プライド。   矜持を傷つけられる
196   きょうじ 経師 書画の幅(ふく)や屏風(びょうぶ)・ふすまなどを表装する職人。表具師。2 経文を書き写すことを業とした人
197   きょうしゅぼうかん 拱手傍観 手をこまねいて何もせず、ただそばで見ていること    
198   きょうだ 怯懦 臆病で気が弱いこと。いくじのないこと。 また、そのさま。  
199   きょうゆう 梟雄 残忍で強く荒々しいこと    
200   きょそ   からだのこなし。 動作。 態度。    
201   きょそしっとう 挙措失当 事に当たって対処の仕方や振る舞いが適当でないこと。     
202   きょそしんたい 挙措キョソ進退シンタイ 日常生活の立ち居振る舞いのこと。 「挙措」は手を上げ下げするという意味から、立ち居振る舞いのこと。 「進退」は進むことと退くことという意味から、立ち居振る舞いのこと。
203   きょたん 虚誕キョタン 事実無根のことを、おおげさに言うこと。でたらめ。つくりごと。こしらえごと。    
204   きよほうへん 毀誉褒貶 ほめたりけなしたりすること。そしりとほまれ。▽「毀」「貶」はともに、そしること、けなすこと。「誉」「褒」はともに、ほめること。
205   きんかい 欣快キンカイ 非常ヒジョウウレしいこと ・・・ 欣快キンカイイタ    
206   きんぜん 欣然キンゼン よろこんで物事をするさま。「―とたゆまずに研究を専念」    
207   きんきんぜん キン欣然キンゼン いかにもうれしそうなさま。    
208 ぐうい 寓意 直接には表さず、別の物事に託して表すこと。またその、意味。    
209   くさぐさの −、種種シュジュ いろいろ。 さまざま。 ▽物の品数・種類が多いこと    
210   くじく 挫く 無理な力が加わったために、関節や骨を痛める意。    
211   くしけずる 梳る 櫛(くし)で髪の毛をとかして整える。けずる。 すく。    
212   くすぶる 燻る よく燃えずに煙ばかり上げているさま。     
213   くずれおれる 頽れる  張り詰めていた気力が抜けて、その場に崩れるように座り込んだり、倒れたりする。 くず折れる。
214   くちど 口疾 口早クチバヤ    
215   くちなし 梔子 アカネ科クチナシ属の常緑低木。    
216   くびかせ 首枷 1.罪人の首にはめてからだの自由を束縛する刑具。くびかし。2. 足手まといになって、自由を束縛するもの。きずな。くびっかせ
217   くびき 車の轅(ながえ)の先につけ、牛馬のくびにあてる横木    
218   ぐまい 愚昧グマイ おろかで道理に暗いこと。    
219   くらい クラ 黄昏タソガレ(たそがれ)、「くらい」といっても周りが見える程度の状態で、日没などの日の光がまだあるものの明るさ  
220   くるまる 包まる すっぽりとつつまれる。    
221   ぐれん 紅蓮グレン 紅色の蓮の花。猛火の炎の色に例えられる。    
222   くろずむ クロずむ クロ(あおぐろ)、用例ヨウレイ:くろずんだ(シタ)    
223   くろつぐみ クロツグミ ヒタキ科ツグミ属の小鳥。全長22センチくらい。腹が白いほかは雄は黒色、雌は褐色。雄は朗らかな声で複雑な節回しでさえずる。
224   くわえる クワえる 1 口に軽く挟んで支える。「楊枝 (ようじ) を―・える」 「物欲しそうに指を―・えている」2 引き連れる。伴う。  
225 けいがい 謦咳 謦咳ケイガイ・・せきばらい、しわぶき 謦咳ケイガイセッする・・尊敬する人や身分の高い人の話を直接
226   けいがん 炯眼 物事をはっきりと見抜く力。鋭い眼力。慧眼 (けいがん)  慧眼  
227   けいがん 慧眼 鋭い眼力(がんりき)、物事の本質や裏面を見抜くすぐれた洞察力、将来を見通す能力。    
228   けいしゅう 作家サッカ 閨秀ケイシュウ 作家サッカ 学問・芸術にすぐれた女性。才能豊かな婦人。「閨秀の誉れ高い」「閨秀画家」 -     
229   けいしょう 軽捷 身軽ですばやいこと。また、そのさま    
230   けいせい 警世ケイセイ 世間の人に警告を発すること。「 警世の書」    
231   けいちょう な 軽佻ケイチョウ な 落ち着きがなく、言動が軽はずみなこと。また、そのさま。軽薄。「成程江戸っ子の―な風を、よく、あらわしてる」漱石ソウセキボッちゃん
232   けいぼう 閨房 1.寝室。ねや。ねま。特に、夫婦の寝室。2.女性の居間。   専ら閨房
233   けおされる 気圧される 相手の勢いに負ける。気分的に圧倒される    
234   げきしゅ 鷁首 龍頭船と一対となり、王侯貴族の儀式、社寺の祭礼などに船楽を奏する船。 水難を防ぐ意味で、船首に鷁(想像上の水鳥)の彫刻または絵画をつけたもの。 また、その船首をもいう。 龍頭船と合わせて龍頭鷁首ということが多い。
235   けだし ケダ 1 物事を確信をもって推定する意を表す。まさしく。たしかに。思う 2.(あとに推量の意味を表す語を伴って)もしかすると。あるいは。
236   げだつごにゅう 解脱悟入ゲダツゴニュウ 悟入ゴニュウ・・迷いの世界を超え、真理を体得すること。 ... 仏教において悟りは、涅槃や解脱とも同義とされる。開示カイジ悟入ゴニュウ
237   けなげ 健気ケナゲ 1.殊勝なさま。心がけがよく、しっかりしているさま。特に、年少者や力の弱い者が困難なことに立ち向かっていくさま。2. 勇ましく気丈なさま。3.健康であるさま。
238   けなす 貶す 欠点を挙げて悪く言うこと    
239   けばだつ 毳立つ 紙・布などの表面がこすれたりして、地の繊維が細いやわらかい毛のように立つのこと 毳立った息
240   けぶりもださず 気ぶり(振り)もださず 心に思っていることを人に悟られないように振る舞うさま    
241   けみした 閲した 1.調べる。見て確かめる。あらためる。 2.年月を過ごす    
242   けん を きそう 妍を競う 美女がたくさん集まって、華やかに人目を引くこと。花々が美しく咲き乱れている様子。  
243   けんかい 狷介 かたいじをはる・・頑固で自分の信じるところを固く守り、他人に心を開こうとしないこと    
244   けんけんごうごう 喧喧囂囂ケンケンゴウゴウ 口やかましく騒ぎたてるさま、たくさんの人がやかましくしゃべる様子」を表すことば。    
245   けんこんいってき 乾坤一擲ケンコンイッテキ 運を天にまかせて、のるかそるかの大勝負をすること。天下をかけて一度さいころを投げる意から。▽「乾」は天、 「坤」は地の意。「一擲」はひとたび投げること。「一擲乾坤」ともいう。
246   けんせき 譴責ケンセキ 規則に反した者や信用失墜行為を行った者などに対し、 始末書を書かせて提出させ、戒めること。
247   けんぞく 眷属ケンゾク 1 血筋のつながっている者。 一族の者。身内の者。親族。2 従者。家来。配下の者。    
248   けんでん 喧伝 盛んに言いはやして世間に広く知らせること。 宣伝吹聴  
249   けんにんふばつ 堪忍カンニン不抜フバツ どんなことがあっても心を動かさず、じっと我慢して堪え忍ぶこと。 ▽「堅忍」は意志がきわめて強く、じっと堪え忍ぶこと。 我慢強いこと。 「不抜」は固くて抜けない意。
250 こうお 好悪 好き嫌い   好悪の情
251   ごうか 業火 仏教用語。自分の行なった悪業の報いによって苦しめられることを,火に焼かれるのにたとえていう
252   こうかてきめん 効果覿面コウカテキメン 結果や効き目がすぐに現れるさま。▽ 一般には都合のよい結果や効き目についていう。「覿」は見る、示す意。「覿面 」は目の当たり、目の当たりに見ること。効果や結果が速やかに現れるさまを 
253   こうかつ 狡猾 ずるく悪賢いこと。    
254   こうかん チマタカン まちのなか。また、世間。ちまた。     
255   こうかん な 浩瀚な 1 書物の多くあるさま。「 浩瀚 な蔵書」 2 書物の巻数やページ数の多いさま。「仏教に関する 浩瀚 な著述」. 
256   ごうがんふそん 傲岸不遜ゴウガンフソン 自らを偉い人間であると評価し、周りの者を見下した尊大な態度を示すこと    
257   こうきょ 薨去 皇族・三位(さんみ)以上の人が死亡すること。(新源氏物語k)    
258   こうこ アト 1 後ろを振り返って見ること。2 あとあとを気遣うこと。  
259   こうこのうれい アトウレ あとあとの心配    
260   ごうしゃ 豪奢 なみはずれて贅沢な・こと    
261   こうしょう 哄笑 大口をあけて笑うこと。どっと大声で笑うこと    
262   こうせつ 巷説 ちまたのうわさ。世間の評判    
263   こうぜん ゼン 自分の能力や行き方に自信・誇りをもち、意気が盛んなさま。 昂然たる誇り  
264   ごうぜんと 傲然と おごり高ぶって尊大に振る舞うさま    
265   ごうぜんと 囂然と 人の声などがやかましいさま 囂(かまびす)しい  
266   こうでい 拘泥 1つのことにこだわって、周りが見えなくなること    
267   こうとうてき 高踏コウトウテキ 1 世俗を離れて気高く身を保っているさま。「高踏的な文学」2 独りよがりにお高くとまっているさま。  
268   ごうふく ツヨシモト 頑固で人に従わないこと。意地っ張りで気が強いこと。また、そのさま    
269   こうぶち 荒蕪地 (土地トチ) 荒れて雑草などの生い茂った土地。 荒地。    
270   こうふん 口吻 口ぶり。言い方。    
271   ごうまん 傲慢 おごりたかぶって人を見くだすこと。また、そのさま。    
272   こうか クチムロ 窩:くぼみ。むろ。いわや。すみか。 使用例シヨウレイ・・ こうかがオオきい。"口腔(こうくう)"がチカい。    
273   こきつかう 酷き使う 酷(むご)たらしく・・(?)    
274   こくはく 酷薄コクハク 残酷ザンコク薄情ハクジョウ    
275   ここう 糊口ココウ カユ (かゆ) をクチにする》 ほそぼそとらしをてること。生計セイケイ。よすぎ。くちすぎ    
276   ここうをしのぐ 糊口ココウをしのぐ やっと生計セイケイをたてる    
277   ここのこえをあげる 呱々コココエげる 1 赤ん坊が生まれる。誕生する。「東京で―・げた」2 新しく物事がはじまる。発足する。 
278   こっかい 告解 キリスト教の幾つかの教派において、罪の赦しを得るのに必要な儀礼や、告白といった行為をいう
279   こじあける 快じ開ける すきまに物を差し込んだりして無理にあける。「    
280   こしらえる 拵える 1.ある材料を用いて、形の整ったものやある機能をもったものを作り上げる。また、結果として不本意なものを作ってしまう。
281   こじらせる 拗らせる ものやことをもつれさせ、難しくさせたり解決ができなくさせたりすること    
282   こぞって 挙って 一人残らず    
283   こだわり 拘り はひとつのことについて強く思い入れたり、執着したりすること 執着  
284   こっぽり (方言ホウゲン) すっぽりと深く    
285   ことする 糊塗する 物事をその場しのぎでごますことを    
286   こふくげきじょう 鼓腹撃壌コフクゲキジョウ 太平タイヘイナカ・・古代中国伝説上の聖天子である尭ぎょうが、世の中が治まっているのかどうかを確かめるために、ひそかに市井しせいに出たとき、老人が腹つづみをうち、地面をたたいてリズムをとりながら、太平の世を謳歌おうかする歌をうたっていたという故事から。
287   ごふん 胡粉ゴフン (顔料ガンリョウ) 白色顔料のひとつ。現在では貝殻から作られる、炭酸カルシウムを主成分とする顔料を指す。    
288   こぼす 零す 不注意から器を傾けたりして、中の液体・粉末・粒状の物を外に出してしまう。 血・汗などをしたたらすのこと
289   こぼれおちる 零れ落ちる  容器などからあふれて落ちる。漏れ出て落ちる。    
290   ごまをする ごまを擂る 人の気に入られるように振る舞って、自分の利益をはかるのこと ごまを擦る  
291   こもる 籠る 1.中に入ったきりで、外に出ないでいる。 2.外に向かって発散せず、内側にたまったきりである。  
292   こらえる 堪える 痛みや苦しみを我慢する 辛抱する    
293   こらえる 怺える 痛みや苦しみを我慢する 辛抱する    
294   ごろつき 破落戸 無頼。  社会的暴力・嫌がらせ行為を行う者や、その行為自体のこと    
295   こより 紙縒コヨ 紙縒り/紙撚り/紙捻り(こより)。細く切った紙をひねってひも状にしたもの。    
296   こわく 蠱惑コワク 人の心を、あやしい魅力でまどわすこと。たぶらかすこと。「男を蠱惑するまなざし」     
297   こんとく 懇篤 手厚いこと    
298   こんぱく 魂魄 死者のたましい。霊魂。「魂」は、人の精神をつかさどる気。「魄」は、人の肉体をつかさどる気。  
299 さいぎ 猜疑 他人の行いや性質をすなおに理解せず、ねたんだり疑ったりすること。    
300   さいきかんぱつ 才気煥発 すぐれた才能が外にあふれ出ること。 またそのさま。     
301   さいぜんと 截然と (せつぜん)の慣用読み。物事の区別がはっきりしていること。    
302   さいなむ 苛む 苦しめ悩ます。いじめる    
303   ざうめい 座右ザユウメイ 座右ザユウメイ    
304   さえざえと 冴々と 1..とても澄んでいて、少しの陰りもないさま。晴れ渡っているさま。さわやかなさま。2.冬の厳しい寒さが身にしみるさま。
305   さかしまの 逆しまの 道理に反すること    
306   さかしら 賢しら 1.利口そうに振る舞うこと。物知りぶること。また、そのさま。かしこだて。2. 自ら進んですること。また、そのさま。
307   さくせい 鑿井サクセイ 石油や地下水などの採取・探査のために井戸を掘ること。 鑿井サクセイ意欲イヨク  
308   ささ 取るに足らないさま。    
309   さざなみ サザナミ 海などの水面にできる小さな波。    
310   ささやく 囁く 1 小さな声で話す。ひそひそと話す。「耳もとで―・く」「愛を―・く」2 うわさをする。「まことしやかに―・かれる」3 かすかな音を立てる。「梢 (こずえ) に―・く …
311   さなきだに ゼンなきだに そうでなくてさえ。ただでさえ。    
312   せいろう 晴朗セイロウ 空・天気や人の心境などが)晴朗である,からりと晴れている.    
313   せつれつ 拙劣セツレツ 下手であったり、汚かったりするなど、あまり良く無い状態や様子を表す言葉。     
314   さいど 仏語ブツゴ・・仏や菩薩などが迷妄のなかにある衆生を導いて悟りの境界にいたらしめること。衆生シュジョウ済度サイド。仏道によって、生きているものすべてを迷いの中から救済し、悟りを得させること
315   さっかおん コスオン きぬ擦れ・衣擦れ(きぬずれ). 着ている衣服が動く時にこすれること。また、 その時に発する音。コオロギのハネの擦過音。    
316   ざっぱく 雑駁 雑然として統一がないこと。また、そのさま。「雑駁な知識」    
317   さつりつ サツリツ 勅命により皇太子・皇后などを正式に定めること。さくりゅう。    
318   さやけき (キヨシけき) 光・音などが澄んでいて、また明るくて、すがすがしいようす。    
319   さらって 浚って 水底の土やごみを取り除く    
320   さらう   攫う さらう/かすめとる/つかむ/つかみとる ・・かっさらう    
321   さんか 惨禍 災・人災などによる、むごたらしくいたましい災難    
322   ざんき 慙愧ザンキ/慚愧ザンキ 自分の見苦しさや過ちを反省して、心に深く恥じること。「慚」・・サンスクリット漢訳カンヤク  
323   さんぎょう(しゃ) サンコウ(シャ) 聖人や偉人の徳を仰ぎ尊ぶこと。鑽仰、さんごう。    
324   ざんし 残滓 のこったかす。残りかす。    
325   さんたん 讃嘆 深く感じて褒めること    
326   さんび 酸鼻サンビ むごたらしくいたましいこと。また、そのさま。「酸鼻をきわめる」「酸鼻な事件」     
327 しおれる 窶る やつれる 萎れる    
328   しかめる シカめる 眉のあたりにしわを寄せる。顔をしかめる。    
329   しがん 此岸 人間の住む世界、涅槃の境界である彼岸 (ひがん) に対応する言葉    
330   しぎゃく 嗜虐 人や動物に対して苦痛を与えることを好むこと。 むごたらしい行為を好む性癖。嗜虐的・・残虐なことを好むさまのこと。
331   じきょう アワ 自分をほこること。自慢。また、自負。    
332   しきりに 頻りに 同じ物事が間隔をおかずに何度も繰り返されるさま。    
333   しこり 凝り 1筋肉がかたくなってその部分が重く感じられること。2.一つの物事に熱中すること。凝り性 3.凝結すること
334   しじ 牛車ギッシャの榻・・・牛車 (ぎっしゃ) から牛を外したとき、車の轅 (ながえ) の軛 (くびき) を支え、乗り降りに際しては踏み台とする台。 形は机に似て、鷺足 (さぎあし) をつけ、黒漆塗りにして金具を施す。
335   ししふんじん 獅子奮迅 獅子が奮い立って、猛進するような激しい勢い。 また、そのような猛烈な勢いで活動すること。
336   しじま 静寂シジマ 1 静まりかえって、物音一つしないこと。静寂。「夜のしじま」2 口を閉じて黙りこくっていること。無言。  
337   ししゅく 私淑シシュク 尊敬する人に直接には教えが受けられないが、その人を模範として慕い、学ぶこと。    
338   ししょう 嗤笑 あざけり笑うこと。 嘲笑(ちょうしょう)。  
339   しそう 使嗾、指嗾 人に指図して、悪事などを行うように仕向けること。指図してそそのかすこと。    
340   しそうをたたえる ココロザシアヤツを湛(たた)える 自分の主義や主張などを固く守って変えない心。志操をタン(たた)える・・    
341   しだん する ユビ する つまはじきすること。非難して排斥すること。「    
342   したためる 認める 1.目にとめる。存在を知覚する。気づく。2.見て、また考えて確かにそうだと判断する。3.正しいとして、また、かまわないとして受け入れる。
343   しっか 膝下 ひざもと。親のもとで生活している意を表す語。    
344   しっこう 膝行 神前や貴人の前などでひざまずき、ひざがしらをついて進退すること。    
345   しっぷうけいそう 疾風シップウ勁草ケイソウ 勁草ケイソウ・・丈夫ジョウブクサ。苦境や厳しい試練にあるとき、初めて意志や節操が堅固な人であることが分かるたとえ。 強い風の中に折れずにいる強い草の意、また、強い風が吹いて、初めて強い草であることが分かる意から。
346   しつらえる 設える こしらえ設ける。備えつける。    
347   しまおくそく 揣摩臆測シマオクソク 自分だけの判断で物事の状態や他人の心中などを推量すること。 当て推量。揣摩」はあれこれ推し量ること。推し量る意の「臆測」に重ねて、意味を強調した語。 .
348   しゃ シャ (服飾フクショク) 紗(しゃ、うすぎぬ、さ)とは綟り織で織られた、薄く透き通る絹織物。    
349   じゃけん 邪慳 邪険 (他の人を取り扱う方法などが)意地悪く無慈悲で荒々しいこと。    
350   しゃくぶく 折伏シャクブク (仏語ブツゴ) 相手を論破して、無理やり信仰を押し付けるというやり方    
351   しゃぜつ 謝絶シャゼツ 相手の申し入れを断ること    
352   しゅうじんかんし 衆人環視シュウジンカンシ 多くの人が周りを取り囲んで見ていること。▽「    
353   じゅうび 柔媚 なまめかしいこと。 こびへつらうこと。また、そのさま。    
354   しゅかい 首魁 1. かしら。特に悪事・謀反などの首謀者。張本人。2.さきがけをすること。また、そのもの。先駆。
355   しゅくえん 宿怨シュクエン かねてからの恨み。年来の恨み。旧怨。宿恨。宿意。「―を晴らす」
356   しゅくとした存在ソンザイ シュクとした・・ 1 静まり返っているさま。「場内粛として声なし」 2 つつしみかしこまるさま。「粛として襟を正す」   
357   しゅばつ しゅうふつ 修祓シュバツハラ 神道の儀式で、穢れや災いなどを祓い清めること。 神官が大幣(おおぬさ、榊の枝や白木の棒に紙垂などを付けたもの)を使い、儀式への参加者の穢れを清める。
358   じゅんか 醇化 1.手厚く教え導くこと。「大衆を醇化する」 2.不純な部分を捨てて、純粋にすること。純化。    
359   じゅんか 理学における概念の一つ。ある刺激がくり返し提示されることによって、その刺激に対する反応が徐徐に見られなくなっていく現象(馴れ、慣れ)を指す。
360   じゅんが 醇雅な 純粋で優雅なこと。 まじりけなくみやびやかなこと。    
361   じゅんじゅん(と) ジュン々(と) よくわかるように    
362   じゅんしょく 潤色ジュンショク 1 色をつけ光沢を加えること。2 表面をつくろい飾ったり事実を誇張したりしておもしろくすること。  
363   しょうあい カネアイ 《「鍾」は集める意》 たいそう好きこのむこと。大切にしてかわいがること。    
364   しょうけい 憧憬 あこがれること。あこがれの気持ち    
365   しょうけつ 猖獗 悪い物事がはびこり、勢いを増すこと。猛威をふるうこと。   ーーをキワめる
366   しょうじん 消尽 はすっかり使い果たすこと 消耗、用尽  
367   しょうすい 憔悴 病気や心痛のために、やせおとろえること    
368   しょうぜん 悄然 元気がなく、うちしおれているさま。しょんぼり。「悄然たる後ろ姿」「悄然としてうつむく」2 ひっそりと静かなさま。「―として声なし」
369   しょうとく 生得 1 生まれながらにしてそういう性質を持っていること。生まれつき。せいとく。「生得の人のよさ」2 (副詞的に用いて)生まれつき。もともと。「生得頑固な人」 
370   しょうはく 衝迫ショウハク 心の中にわきおこる強い欲求。 衝動。    
371   じょうまん 冗漫 締まりなく無駄が多い    
372   しょうらいとうせい 松籟ショウライコエ 松の 梢 こずえ に吹く風    
373   しょうりょう 渉猟 1.広くあちこち歩きまわって、 さがし求めること。2.調査・研究などのために、たくさんの書物や文書を読みあさること
374   しょかい 所懐ショカイ 心に思っている事柄。思うところ。  所感。  
375   じよく ヨク 自制ジセイ抑制ヨクセイ    
376   じょす 叙す 1.爵位(しゃくい)・勲等(くんとう)などを授ける。 2.大勢の対象を意識して、文章で表現する。文字で述べ表す。 
377   しょっか 燭花  ともしびの炎。    
378   しるく チョ はっきり見えるさま。    
379   しるし 1.(徴)何事かの起こる前触れ。 きざし。前兆。「異変の起こる―」2. (験)神仏の現す霊験。御利益(ごりやく)。㋑効果。ききめ。効能。
380   しんぎん 呻吟 苦しんでうめくこと    
381   しんげん 箴言 教訓の意をもつ短い句。戒めとなる言葉。   箴言風の言葉
382   じんこうにかいしゃする 人口に膾炙する 「膾」はなます、「炙」はあぶり肉の意で、いずれも味がよく、多くの人の口に喜ばれるところから》 世の人々の評判になって知れ渡ること。  口に膾炙する・・・広く世人の話題に上がる
383   しんしゃく 斟酌 あれこれ見計らって手加減すること。    
384   しんねりむっつり オモっていることをはっきりと口に出して言わないようす。    
385   しんらつ 辛辣 言うことや他に与える批評の、きわめて手きびしいさま。    
386 すいもう 哀耗 衰退    
387   すえた 饐えた匂い 食物が腐った匂い    
388   すかす 賺す 1.機嫌をとって、こちらの言うことを聞き入れるようにさせる。2.言いくるめてだます。3.相手をうまくその気にさせる。 宥(なだ)め賺して
389   すがすがしい 清々しい 爽やかで気持ちがいい    
390   すがめる 眇る 片方の目を細めるのこと  目を細くして見る  例:ためつすがめつ    
391   すがる 縋る 1.頼りとするものにつかまる。2.助力を求めて頼りとする。   追い縋る
392   すくむ 竦む 1 驚きや恐れ、極度の緊張などのためにからだがこわばって動かなくなる。2.からだが小さくなる。
393   すする 啜る はめん類・茶などを、吸いこむように口に入れるのこと    
394   すべる 統べる 1.全体をまとめて支配する。統轄する。2.多くの物を一つにまとめる。 総べる  
395   すねる 拗ねる すなおに人に従わないで、不平がましい態度をとる。「すぐ―・ねる子供」「世を―・ねる」2 わざとよそよそしく振る舞う。「―・ねて気を引く」 
396   すりかわる 掏り替わる はいつのまにか他のものにかわるのこと    
397 せいこく 正鵠 物事の要点などをうまく捉えている、などの意味の表現。「正鵠 を射る」「正鵠を失わず」などとも言う。 
398   せいさつ 省察セイサツ 自分自身をかえりみて、 そのよしあしを考えること。    
399   せいそう イタイタ ひどく悲しむこと。非常にいたましいさま。すさまじいさま。また、ものさびしいさま。  
400   せいちゅう 掣肘セイチュウ わきから干渉して人の自由な行動を妨げること。    
401   せいひつ 静謐 静かで安らかなこと。世の中が穏やかに治まること。太平。    
402   せいはい 儕輩 仲間。同輩。 同輩  
403   せいへき アオアオ 鈍い青緑色。   青碧にかすむ山なみ
404   せいれん 清廉 心が清らかで私欲がないこと。    
405   せきあく セキアク  積もり重なった悪事。しゃくあく。⇔積善。    
406   せきりょう 寂寥 心が満ち足りず、もの寂しいこと。   寂寥感
407   せく 塞く/堰く(せく)とは。意味や解説、類語。[動カ五(四)]1 流れなどをさえぎってとめる。せきとめる。「小川の水を―・く」2 物事の進行や人の行動を妨げる。特に、男女の仲を妨げる。
408   せこ 世故セコ 世間の俗事や習慣。世間の事情。せいこ。    
409   せきりょく 斥力セキリョク 斥力(せきりょく、英: repulsion)=反発力)、2つの物体の間に働く相互作用であるが、反発し合う、すなわち互いを遠ざけようとする力のこと。
410   せっかはんりょう 折花攀柳 遊女の働く花柳街で、彼女たちと遊ぶこと。「折花」は花を手折ること、「攀柳」は柳の枝を引く意。
411   せむい いん 施無畏印 (仏教ブッキョウ) 施無畏の功徳を示す印相。 右手の5指をそろえて伸ばし、手のひらを前に向けて、肩の辺に上げる。に与願印(よがんいん)がある。
412   せもたれ 背凭れ いすの後部にあって、背中をもたせかけるもの。    
413   せんじゃく 繊弱センジャク 弱々しいこと。また、そのさま。ひよわ。「ひわず」ともむ、    
414   せんしょう 先蹤 今までにあった実例。先例。 「―を踏む」    
415   せんせき 泉石センセキ (ニワ) 泉と岩石。泉水と庭石。    
416   せんもう 譫妄 意識混濁に加えて奇妙で脅迫的な思考や幻覚や錯覚が見られるような状態。せんぼう。
417   せんれい 鮮麗センレイ あざやかできれいなこと。また、そのさま。  「−な宇宙ウチュウ    
418 そうく 走狗ソウク 狩りのときに鳥や獣を追いたてるために、人に使われる犬。転じて、人の手先となって使われる者を軽蔑していう語。
419   そうこう 蒼惶  あわてふためくさまのこと    
420   そうじょう 騒擾 集団で騒ぎを起こし、社会の秩序を乱すこと。騒乱。擾乱    
421   そうそうと 蒼々と 青くきわ立っているさまのこと   蒼々と広がる
422   そうぼう 相貌 顔かたちのこと   相貌の下
423   そうぼう 怱忙 忙しくて落ち着かないこと。    
424   そうぼう 双眸ソウヒトミ 左右両方の瞳(ひとみ)のこと    
425   そうめい 滄溟ソウメイ あおく広い海。青海原 (あおうなばら) 。滄海。滄溟ソウメイて・・    
426   そうろう 蹌踉 足もとがしっかりせず、よろめくさまのこと    
427   そかく 阻隔ソカク じゃまをして、へだたりをつくること。また、へだたりができること。     
428   そきゅう 遡及 さかのぼって、過去の事まで効力を及ぼすこと    
429   そくいんのじょう 惻隠ソクインジョウ 敗者や弱者をかわいそうに思ったりあわれむ気持ち、    
430   そくそくとして ハカ々として 悲しみいたむさま。 身にしみていたましく感じるさま    
431   そしる 謗る/譏る 謗る/譏る/誹る(そしる)とは。意味や解説、類語。他人を悪く言う。非難する。 誹謗  
432   そつぜん 卒然ソツゼン が急に起こるさま。だしぬけ。突然。しゅつぜん。「―として姿を消す」    
433   そそのかす 唆す 1.その気になるように仕向ける。特に、おだてて悪いほうへ誘い入れる。2. 早くそうするように勧める。せきたてる。 嗾す  
434   そほうか 素封家 大金持ち。財産家。    
435 たいえいてき 退嬰的 新しい物事などを積極的に受け入れる意気込みがない、消極的なさま。 「 −な風潮」  
436   たいかん 大観タイカン 広く全体を見渡すこと。落日ラクジツ大観タイカン・・・シズ壮大ソウダイ景観ケイカン    
437   たいしょ 対蹠タイショ 。《「たいせき(対蹠)」の慣用読み》向かい合わせた足の裏のように、二つの物事が全く反対の関係にあること。 正反対。
438   たいぼうかんれい 体貌閑雅  姿かたちが落ち着いて上品なさま。 ▽「体貌」は姿と顔だち、容貌ようぼう。 「閑雅」は物静かで上品な趣があること。=眉目ビモク秀麗シュウレイ
439   たががはずれる 箍が外れる 外側から締め付けて形を維持しているものがなくなり、それまでの秩序が失われること。 緊張を解いて羽目を外すこと。 もともと「箍」は桶の枠組みを固定していた輪を指す語。
440   だかつ 蛇蝎 へびとさそり。人が恐れ嫌うもののたとえ 揺曳  
441   たかりがい 集り甲斐  おどかしや泣きつきで金品をとること。 また、その人。・・その価値がある。    
442   たける 闌ける まっ盛りになる。「年が―・けている」。また、盛りを幾らか過ぎる。 「春が―・けた」    
443   たけりたつ タケ はけものなどが興奮して、盛んに大声でほえたてるのこと    
444   たしなむ タシナ 1 このんで親しむ。愛好する。「酒を―・む」2 このんでそのことに励んでいる。芸事などの心得がある。
445   たしなめる 窘める 礼・不作法などを軽く叱る。 「 乱暴な言葉づかいを−・める」 A 苦しめる。悩ます。    
446   たぎる 滾る 1. 水がさかまいて激しく流れる。2.煮えたつ。3.激する気持ちが盛んにわきおこる。わきあがる。 燃え滾る
447   たたえる 湛える 液体などをいっぱいに満たす。「池に水を―・える」「目に涙を―・える」2 ある表情を浮かべる。感情を顔に表す 笑みを湛える
448   ただれる タダれる 1 炎症などのために皮膚や肉がやぶれくずれる。「傷口が―・れる」2 物事にふけり、それにおぼれる。抑制がなく乱れる。「酒に―・れた生活」
449   たちまち 忽ち 事態や状況が短時間のうちに著しく進展するさまのこと    
450   たっきょ 謫居 流罪(るざい)になって、その地に住むこと。(新源氏物語)    
451   たづなをさばく 手綱を捌く 1.馬を乗りこなす腕前。2.人を動かしたり、統括したりする腕前。     
452   たとえ 縦え even if, no matter, if...  仮令/縦令  
453   たとえる 喩える 物事・道理などをわかりやすく説明するために、似ていることや具体的なことに置き換えて話すのこと 例える  
454   たぶらかす 誑かす だまして惑わす。人をあざむく。    
455   たまかずら 玉鬘 毛髪の美称辞。毛髪は自分の意に反して伸び続ける事から、文学では古来「どうにもならない事」「運命」を象徴する。
456   だまされる 騙される 贋物を本物であると思い込むように仕向けられること。 本物であると偽って偽物を買わされ、つかまされること。
457   たまらぬ、−ない 堪らぬ、−ない 持ちこたえられないのこと    
458   たまる 溜まる く「物事」が集まって多くなること    
459   ためらう 躊躇う あれこれと迷ってしまい、なかなか決心がつかないこと    
460   ためる める 曲がっているものを伸ばしたり、まっすぐなものを曲げたりして、形を整えるのこと    
461   たんけい 短檠 (チャコト) 低い柱の上部に受け皿があり、下の台は長方形の箱になっている燭台。茶の湯の夜咄(よばなし)・暁などの茶事に用いる。
462   たんでき 耽溺 一つのことに夢中になって、他を顧みないこと。多く不健全な遊びにおぼれることにいう。  
463   たんたんたる 坦々タンタンたる 形またはテクスチャーのように変化を伴わず水平である、直線であるあるいは規則的であるさま  
464 ちく 馳駆チク 1 馬を走らせること。「草原を馳駆する」2 走りまわること。また、あれこれと力を尽くすこと。奔走。   
465   ちしお 血潮・血汐 潮が押し寄せるように流れ出る血。ドクドクと迸(ほとばし)る熱い血。 2.体内を流れる血。激しい情熱や感情のたとえ。
466   ちしつ 知悉 細かい点まで知り尽くす    
467   ちっきょ 蟄居 閉門の上、自宅の一室に謹慎させるもの    
468   ちゃぶだい 卓袱台チャブダイ 折りたためる足の付いた、低い食卓。    
469   ちゃぶだいがえし 卓袱台チャブダイカエ 1 (腹を立てた者が、食事の途中で)ちゃぶ台をひっくり返すこと。2 (1から)準備の整った、また、順調に進行している物事に介入して、振り出しに戻してしまうこと。
470   ちゅうさつ 駐箚 外交官などが任務のためにしばらく外国に滞在すること。    
471   ちゅうしん 衷心 まごころの奥底。衷情    
472   ちゅうっぱら 中っ腹 怒りを発散できないで、 むかむかしていること。また、そのさま。    
473   ちょうずや 手水舎 (てみずや)神社で参拝者が身と心を清める場所のことです。よく    
474   ちょうぜん 悵然 悲しみ嘆くさま。がっかりしてうちひしがれるさま。「―として溜息ばかり吐 (つ) いて」    
475   ちょうたつ 暢達  のびのびしていること。また、そのさま。「暢達な書風」    
476   ちょうちゃく 打擲 人を殴りつけること    
477   ちょうりょう 跳梁チョウリョウ はねまわること。 転じて、好ましくないものが、のさばりはびこること。「悪鬼が跳梁する」    
478   ちょうりょうばっこ 跳梁跋扈チョウリョウバッコ ほしいままに行動すること。悪人などがのさばり、はびこること。▽「跳梁」ははね回ること。「跋扈」は悪人などが権威を無視して、わがもの顔に振る舞いのさばること。「跋扈跳梁」とも .。
479   ちょぎゅう 樗牛チョギュウ (ジンメイ)高山タカヤマ樗牛チョギュウ・・小説ショウセツ滝口タキグチ入道ニュウドウ」・・平安ヘイアン時代ジダイ悲恋ヒレン物語モノガタリ    
480   ちりばめる 鏤める 金銀・宝石などを、一面に散らすようにはめこむ。また比喩的に、文章のところどころに美しい言葉などを交える 散りばめる  
481   ちんきん 沈金チンキン 細工ザイク。ノミ(刀)で塗面に模様を彫り、彫ったあとに出来た凹部に漆をすり込み、そこへ金・銀の箔や粉、あるいは、色の粉を埋め(沈めて)模様を描く。    
482 ついでに 序に 何か物事を行う際、その一連の行動の中で、他の物事に関わるさまなどを意味する表現  
483   つかえる ツカえる じゃまなものがあったり行きづまったりして、先へ進めない状態になる。とどこおる。「車が―・える」「言葉に―・える」「仕事が―・ えて 」
484   つくねんと 一人さびしそうに、ただぼんやりしているようす    
485   つぐむ 噤む 話すのをやめる。口をとがらせてものを言う。 鉗む  
486   つとに 夙に 早くから。大分以前から。•幼少の時から。    
487   つのらせる 募らせる ますます激しくなる。こうじる    
488   つぶやく 呟く 小さな声でひとりごとを言う意。 聞き手は必要としない    
489   つぶる 瞑る 11.まぶたを閉じる。つむる。2. 見て見ぬふりをする。    
490   つまずく 躓く 何かに足の先が突っかかって転びそうになること。または比喩的に、途中で困難があったり障害があったりしてうまく行かなくなること。
491   つまはじき 爪弾き 1.人さし指や中指を親指の腹に当て、強くはじくこと。嫌悪・軽蔑・非難などの気持ちを表すしぐさ。2.ある人を忌みきらって排斥すること。
492 ていかん 諦観 1 本質をはっきりと見きわめること。諦視。「世の推移を諦観する」2 あきらめ、悟って超然とすること。「諦観の境地」
493   ていしする 諦視テイシする じっと見つめること。見きわめること。諦観。    
494   ていねん 諦念 あきらめの気持ち、(仏教の)道理を悟る心    
495   てきしゅつ 剔出 えぐって取り除くこと。また、あばき出すこと。摘出。「不正を剔出する」     
496   てきじょ 滌除 抵当権を消滅させること    
497   てきめん 覿面テキメン 1 面と向かうこと。まのあたりに見ること。また、そのさま。転じて、まのあたり。目前。    
498   てこにして 梃子にして その物事を始める理由とすることきっかけとする ・ 契機にする ・ 発端にする ・ きっかけにする ・ 梃子にして
499   てっさ、てっちり --(漢字はない) て=鉄=ふぐ 当たると死ぬことから てっさ=鉄の刺身=ふぐの刺身  てっちり=鉄の鍋=ふぐなべ  
500   てらい 衒い ことさらに才能や知識をひけらかす。 実際以上によく見せかける    
501   てをこまぬく、こまねく 手を拱く 1.両手の指を胸の前で組んで敬礼する。中国で行われたあいさつの方法。2 腕組みをする。手をつかねる。3.何もしないで傍観している。手をつかねる。 傍観する  
502   てんきょういん 癲狂院 精神科病院    
503   てんとしてはじない 恬として恥じない 他人が恥ずかしいと思う事でも、全く気にかけないでいる様子    
504   てんぜん 恬然 物事にこだわらず平然とするさま 平然  
505   てんたん 恬淡テンタン 欲が無く、物事に執着しないこと。また、そのさま。「名利に―な人」「無欲―」    
506   てんてんはんそく 輾転反側テンテンハンソク 何度も寝返りを打つこと。心配ごとや悩みごとを抱えたり恋する人を思ったりして、眠れない様子を表す語。  
507   てんらい 天来テンライ 天から来たかのように、優れていること。 天来テンライ甘味カンミ(かんみ)  
508 とうかい 韜晦 自分の本心や才能・地位などをつつみ隠すこと   韜晦癖
509   とうかん 当嵌 あてはめる     
510   どうこく 慟哭 悲しみのために、声をあげて激しく泣くこと    
511   どうぜん 瞠然 あきれて見つめるさま。驚いて目をみはるさま。あっけにとられているさま。 瞠若(どうじゃく)  
512   とうてつ 透徹トウテツ 澄みきっていること。透きとおっていること。「透徹した秋の空」2 筋道が、はっきりと通っていること。「透徹した理論」 
513   どうもう 獰猛 性質が荒く乱暴であること。    
514   どうもくする 瞠目する 目をみはる    
515   とがめる 咎める 1 悪いことをしたと心を痛める。「気が―・める」「良心が―・める」2 傷やはれものをいじって悪くする。また、悪くなる。「膿 (う) んで傷が―・め .る。
516   とてつもなく 途轍もなく 筋道から外れている」ことを表し、常識では考えられない、並外れている。    
517   とどまる 逗まる とどまる。たちどまる。滞在する。 逗留  
518   とぼける 惚ける 知っていながら、知らない、というふりをするのこと    
519   とみに 頓に 急であること。にわか。    
520   とろける 蕩ける 溶けてやわらかになるのこと    
521   どんま 鈍磨 鈍麻 すりへって刃などがにぶくなること   感情が鈍磨する
522   どんらん 貪婪 ひどく欲が深いこと。また、そのさま。貪欲。たんらん。    
523 ないがしろ 蔑ろ 人や物事を、あっても無いかのように軽んずること    
524   ないまぜ 綯い交ぜ 紐(ひも)などをなうこと、種々の色糸をより合わせて、紐(ひも)などをなうこと。2. いろいろのものをまぜ合わせて一緒にすること。3.歌舞伎に用いる鉢巻きの一。 虚実を綯い交ぜにして語る
525   ながえ 馬車・牛車(ぎっしゃ)の前方に長く出た、平行な二本の棒。その前端にくびきを渡し、馬や牛をつないで車をひかせる。
526   なかんずく 就中 とりわけ    
527   なげうって 抛って 1.遠くへ投げる。乱暴に、または無造作に投げる。2 途中でやめる。また、そのまま放置する。 投(げ)打つ/擲つ/抛つ(なげうつ)の
528   なげうつ 擲つ 捨てる。惜しげもなく差し出す。放棄してかえりみない    
529   なげき 慨き 心痛い、嘆かわしい   お慨き
530   なする 擦る 物を他の物に触れさせたまま、力を入れて動かすのこと    
531   なだめる 宥める 1.怒りや不満などをやわらげ静める。事が荒だたないようにとりなす。2.罪などに対して寛大な処置をとる。「死罪を―・めて」
532   なでおろす 撫でおろす 1.なでて下の方へ下げる。上から下へ向けてなでる。2. (「胸をなでおろす」の形で)ひとまず安心する。
533   なでる、なぜる でる、ぜる 「撫でる」は小さい子どもの頭を手のひらいっぱいにヨシヨシと撫で回すイメージ。「撫ぜる」は手の甲で触れるか触れないか分からないくらいの優しいタッチ。 
534   なびく ナビ  @ 風、水などの力により、それに流されるような形になる。 ... A 人の威力や魅力、周囲の状況などに引かれてそれに従う。人の意向に従う。
535   なぶる 嬲る 嫐・・1 弱い立場の者などを、おもしろ半分に苦しめたり、もてあそんだりする。「新入りを―・る」.  
536   なゆた 那由多 サンスクリット語・・10^62     
537   なれる 狎れる 親しくするあまり、礼儀を失した振る舞いをする。「 寵愛 (ちょうあい) に―・れる」    
538   なんなんとす 垂んとする その状態になろうとしている。もう少しでそれに及ぼうとする。    
539 にがにがしい 苦々ニガニガしい とても不快。すごくイヤ。 同じ漢字を重ねることで、語調を整えて意味を強めた表現。    
540   にじむ 滲む      
541   にべもない −、(膠も無い) 愛想がない    
542   にらむ 睨む 鋭くじっと見詰める。•激しい目つきで見据える。    
543   にわかに 俄かに 1. 物事が急に起こるさま。突然。2.病気が急変するさま。    
544 ねぐら ネグラ 1 鳥の寝る所。巣。とや。「塒に帰る烏 (からす) 」2 人の寝る場所。また、自分の家。    
545   ねじる 捩る/捻る/拗る 1 細長いものの両端に力を加えて、互いに逆の方向に回す。    
546   ねむのはな 合歓の花 合歓は淡紅の刷毛のような美しい花を開く。夜になると葉を閉じて眠ったようになるので、この名がある。  
547   ねめる 睨める 1 にらむ。 2 警戒して目を付ける。 また、憎しみでいきどおる    
548   ねめつける ニラめつける 鋭い目つきでじっと見る。    
549   ねれる れる 1 練られてちょうどよいぐあいになる。「小麦粉がよく―・れる」2 内容の検討や、字句の修正などが十分になされている。「―・れた文章」
550   ねんごろ ネンゴ 心がこもっているさま。親身であるさま。「懇ろにとむらう」 「懇ろなもてなし」2 親しいさま。特に、男女の仲が親密であるさま
551 ののしる 罵る 大声で言い騒ぐ。 3 声高く鳴く。 やかましく音を立てる。    
552   のぼす 上す 1.取り上げて公の場に出す。2.正式に書き記して残す。記載する。3.料理として出す。4.上演されるようにする 。
553   のみ 木材や石材などに穴をうがち,また材面を削ったりする工具の総称だが,金工や石工で用いるものは鏨(たがね)という。 刃は木工用のものはすべて片刃であるが,鏨は両刃である。
554 はいち(する) ソムハセ(する) 背を向けて走り去る意から行き違うこと。反対になること。背き離れること。    
555   はかない 儚い 束の間であっけないさまのこと    
556   はかなさ 儚さ 消えてなくなりやすいのこと    
557   はがゆさ 歯痒さ 思惑通りに事が運ばない場合などに感じられるもどかしい気持ち。    
558   はきょう 破鏡 1 割れた鏡。2 夫婦が離縁すること。離れて暮らすことになった夫婦    
559   はくとうおう シロアタマオキナ しらが頭の老人。 白髪の老人。    
560   はしばみいろ 榛色 目の色・・ヘーゼルナッツの色に由来する色の名。 くすんだ赤みの黄色。 または黄色がかった薄茶色。
561   はくせき 白皙 皮膚の色が白いこと。    
562   はくぜん 白髯 ほうひげがしろい    
563   ばっこ 跋扈バッコ 思うままにのさばること。   跳梁跋扈チョウリョウバッコ
564   はなじらむ ハナシロらむ 1 気後れした顔つきをする。「相手の気勢に一瞬―・む」2 興ざめがする。    
565   はなもひっかけない 洟も引っ掛けない 眼中に置かず相手にしない。見向きもしない。「あいさつしても―◦ない」    
566   はにかむ シュウむ 含羞む 恥ずかしがること    
567   はばたく 羽搏く 鳥が翼を広げて上下に動かすのこと 羽撃く  
568   ばりぞうごん 罵詈雑言 きたない言葉で、悪口を並べ立ててののしること。    
569   はるかに 遥かに 距離が遠く隔たっているさま。「富士山を遥かに望む」2 年月が長く隔たっているさま。    
570   はんがん 斑岩 石基が小さい結晶で埋められた斑状組織の火成岩。普通酸性の火成岩をさし   石英斑岩
571   はんがんびいき 判官ハンガン贔屓ヒイキ =ほうがんびいき 第三者が不遇な者や弱者に同情すること。    
572   はんもん 煩悶 いろいろ悩み苦しむこと。苦しみもだえること    
573   はんさい 燔祭 古代ユダヤ教における最も古く、かつ重要とされた儀式。いけにえの動物を祭壇上で焼き、神にささげた  
574   ばんせつ バンセツ 1 人生の終わりのころ。晩年。2 晩年の節操。「晩節を全うする」    
575   はんをかこつ 煩を詫つ 煩を・・わずらわしいこと 託つ・・1.心が満たされず、不平を言う。 ぐちをこぼす。嘆く。2.他の事のせいにする。口実にする。かこつける。
576 ひえき 裨益ヒエキ 助けとなり、役立つこと。 「今後の研究に―するところが大きい」    
577   ひがをこえる 彼我を越える 相手方と自分方。用例ヨウレイ・・「彼我の間」で、住宅の広さ以外の生活水準にさほど差がなくなった今日、物質的な意味で、アメリカはもはや夢でなくなってしまった。 ... あのときは自分の目の位置に肩を並べていた高峰が、同じテーブルに連なった手の届く 馳走 ちそう のように見えたのが、いまは「彼我の間」に空間が蟠わだかまっているようである。
578   ひきずる 引き摺る 1.地面などをすって引いて行く。2.長い物を垂らして地面などに触れさせる。3.無理に連れて行く。
579   ひく 惹く 人目をひく   惹かかる
580   ひさしがみ 庇髪 ヒサシカミ 束髪の一。 入れ毛を使って前髪と鬢 (びん) とをふくらませ、庇のように前方へ突き出して結う髪形。 明治30年代ごろ、女優川上貞奴 (かわかみさだやっこ) が始めてから、大正の初めにかけて流行。 また、女学生が多く用いたことから、女学生の異称ともなった。
581   びしつ 美質ビシツ 生まれつき持っている、すぐれた性質・顔かたち。    
582   ひそめる ヒソめる 不快や不満などのために、眉のあたりにしわを寄せる。顔をシカめる(しかめる。)    
583   びたいちもん 鐚一文 ほんのわずかな金    
584   ひたすら ひたすらに・・とみに。(表外読み)「ぬかずく」「とどまる」「とみに」「つまずく」「くるしむ」「つかれる」「ひたぶる」 只管に 頓に突進する
585   びちゅう 微衷 自分のまごころ・本心をへりくだっていう語。    
586   ひっきょう 畢竟 究極、至極、最終などの意    
587   ひつひつ 謐々と ひっそり静かに    
588   ひとえに 偏に いちずに、ひたすらに(古語)    
589   ひとみ 見開いた目玉、」目を見開いてよく見る」といった意味を含んでいる。瞳・・目の黒い部分
590   ひなんごうごう 非難ヒナン囂囂ゴウゴウ 過失やあやまち、欠点などをとりあげて、責め立て、とがめる声が大きくてやかましいさま。 「囂囂」は、声の大きくやかましいさま。
591   ひにくのたん 髀肉の嘆 実力・手腕を発揮する機会に恵まれないのを嘆くこと。むなしく日々を過ごすことの嘆きをいう  
592   ひねる 捻る 1.指先でつまんで回す。2. からだの一部をねじって向きを変える。3. ねじって回したり、締めたりして殺す。 捻る/拈る/撚る(ひねる)の意
593   ひねる 老成ロウセイ 年齢のわりに大人びている    
594   ひばり J(ヤク)、雲雀ヒバリ  「天J(てんやく)」は、鳥の名。ひばり。ヒバリ科の鳥。    
595   ひび 細くはいった割れ目・裂け目。比喩的にも言う。    
596   ひふんこうがい 悲憤慷慨ヒフンコウガイ 世情や自分の運命などについて、憤慨し、嘆き悲しむこと。    
597   びほうさく 弥縫策ビホウサク 物事を取り繕うために講じる処置、といった意味の語。 欠点を隠すための、一時的な間に合わせ、といった負の意味で用いられることが多い。 なお、「弥縫」は縫い合わせて取り繕うことを指す語。
598   びもくしゅうれい 眉目ビモク秀麗シュウレイ 容貌ようぼうがすぐれ、たいへん美しいさま。    
599   ひもとく 繙く 書物などで調べて真実を明らかにする    
600   ひょうかん 剽悍 すばやい上に、荒々しく強いこと。また、そのさま。「―な面構え」    
601   ひょうせつ 剽窃ヒョウセツ 他人の文章・語句・説などをぬすんで使うこと。    
602   ひょうぜん 飄然ヒョウゼン 居所を定めず、ふらりと去来するさま。世事を気にせず、のんきでいるさま。    
603   ひょうそく 平仄 ・・をあわせる。・・順序やつじつまを合わせること    
604   ひろう 卑陋 品性・言動などがいやしいこと。見識などが浅はかであること。また、そのさま。「―な知見」
605   ひるがえず 翻えず 翻さず    
606   ひるむ 怯む 1 おじけづいてしりごみする。気後れする。「相手の剣幕に―・む」2 手足がなえる。しびれる。「心痛く背悶 (いた) むで骨―・み」
607   ひれき 披瀝ヒレキ 心の中を包み隠さずに打ち明けること。「本心を披瀝する」 所懐ショカイ披瀝ヒレキ  
608   びんしょう 憫笑 あわれみ笑うこと    
609   びんびんと 便便と 1 何もせずにいたずらに時を過ごすさま。「便便と日を送る」2 だらだらとやたらに長いさま。
610   びんらん 紊乱 秩序・風紀などが乱れること。また、乱すこと。「風紀を紊乱する」    
611 ふきすさぶ 吹き遊ぶ 1. (吹き荒ぶ)風が激しく吹く。吹き荒れる。2. (吹き遊ぶ)笛などを慰みに吹く。 吹き荒ぶ  
612   ふぎょうせき 不行跡フギョウセキ おこないが悪いこと。  不行状  
613   ふくいく 馥郁 良い香りの漂うさま    
614   ぶざつ 蕪雑ブザツ 物事が雑然としていて整っていないこと。 また、そのさま。    
615   ぶしつけに 不躾に 礼儀作法をわきまえていない・    
616   ぶぜん 憮然 失望・落胆してどうすることもできないでいるさま。また、意外なことに驚きあきれているさま。「憮然としてため息をつく」「憮然たる面持ちで成り行きを見る」
617   ふそん 不遜 へりくだる気持ちがないこと。思いあがっていること。また、そのさま。   不遜な態度
618   ふつぎょう 払暁 明けがた、あかつき。    
619   ぶつぎをかもす 物議を醸す 世間の論議を引き起こす    
620   ふとうふくつ 不撓不屈フトウフクツ どんな困難にあってもくじけないこと。    
621   ふとりじし フトニク よく太っていること。肉づきのよいこと。「太り肉のからだ」     
622   ふでをおく 筆を擱く 文章を書きおえる。 擱筆(かくひつ)する  
623   ふはく 浮薄 心が軽薄なこと    
624   ふばつ 不抜フバツ しっかりしていて動かないこと。意志が強くて動揺しないこと 堅忍ケンニン不抜フバツ  
625   ふびん 不憫 かわいそう    
626   ふみにじる 踏み躙る 1.踏んでめちゃめちゃにつぶす。踏み荒らす。2. 人の立場や考えを無視したり、体面・名誉などを傷つけたりする
627   ぶりょう 無聊 心が楽しまないこと。気が晴れないこと。また、そのさま。むりょう。「無聊を慰める」「無聊な(の)日々」
628   ふりをする 風をする 実にはそうでないにも関わらず、あたかもそうであるかのように振舞うこと。    
629   ふるえる 顫える 発作的に震える震い戦く ・ 身震 ・ 寒気だつ ・ 戦慄 ・ 寒気立つ ・ ぶるぶるする ・ ぞくぞく ・ 
630   ふるかわにみずたえず 古川フルカワミズえず 代々栄えた家は、おちぶれてもなんとか続いていく。基礎のしっかりしているものは容易に滅びないことのたとえ。 
631   ふんけい 刎頸フンケイ  首を斬ること。斬首 刎頸の交わり・・首を切られても悔いないほど、固い友情で結ばれた交際。心を許し合った非常に親密な交際。
632 へいばこうそう 兵馬倥偬 軍人の生活のことをいい、戦争をして日々をせわしなく送ること。「兵馬」は武器と馬という意味から戦争のこと。 「倥偬」は忙しいという意味。
633   へききょ ヒガキョ ?  僻・・かたよる。ひがむ。よこしま    
634   へっつい 竈、かま    
635   へんごんせんく 片言隻句 ほんのちょっとした言葉。 ひとこと。 ▽「片言」「隻句」はともに、わずかな言葉の意。    
636 ほう ホウ (服飾フクショク) 1 公家の装束の盤領 (まるえり) の上衣。 束帯や衣冠などに用いる位階相当の色による位袍と、位色によらない雑袍とがあり、また、文官用の縫腋 (ほうえき) の袍と武官・幼年用の闕腋 (けってき) の袍があった。
637   ほうが 奉加ホウガ (カミブツ) 1 神仏に金品を寄進すること。また、その金品。「本堂修復の瓦代を奉加する」2 金品を与えること。 また、その金品。寄付。
638   ほうがんびいき 判官贔屓ホウガンビイキ      
639   ほうき 1 投げ捨ててかえりみないこと。「責任を―する」2 自分の権利・資格などを捨てて行使しないこと。「権利を―する」 放棄ホウキ  
640   ほうきょういんとう 宝篋印塔ホウキョウイントウ 宝篋印経にある陀羅尼を書いて納めた塔。 日本ではふつう石塔婆の形式の名称とし、方形の石を、下から基壇・基礎・塔身・笠・相輪と積み上げ、笠の四隅に飾りの突起があるものをいう。 のちには供養塔・墓碑塔として建てられた
641   ほうこう 咆哮 猛獣などが、ほえたけること。また その声   咆哮に呑まれ
642   ぼうこひょうが 暴虎馮河ボウコヒョウガ 血気にはやって無謀な危険をおかすこと。馮河ヒョウガ・・徒歩で黄河を渡ること。無謀なことを行うたとえ。 暴虎馮河ボウコヒョウガユウ
643   ほうし 放恣 気ままでしまりのないこと。勝手でだらしのないこと。    
644   ほうちゃく 逢着 でくわすこと    
645   ほうはい 澎湃 1.水がみなぎり逆巻くさま。2.物事が盛んな勢いでわき起こるさま。「新時代の気運が―」 澎湃として
646   ぼうばく 茫漠 とりとめがないほど広いさま。また、ぼんやりしてつかみどころのないさま。    茫漠とした
647   ほうほうのていで 這う這うの体で 這々の体で    
648   ぼうようのたん 亡羊のナゲ (=多岐亡羊) 学問の道が多方面に別れていて、真理が捕えがたい・・・逃げた羊を追いかけたが、道が多くて、見失ってしまって嘆いている情景から。
649   ぼうようほろう 亡羊補牢ボウヨウホロウ 失敗したあとで、慌てて改善するたとえ。 あとのまつり。 また、失敗したあとで、すぐに手当てをすれば、災いや過ちを大きくしないですむたとえ。 羊が逃げたあとで、その囲いを修繕する意から。
650   ほうる 抛る 1 遠くへ投げる。乱暴に、または無造作に投げる。「ボールを―・る」「新聞を―・ってよこす」2 途中でやめる。また、そのまま放置する。
651   ぼくする トする ト(ぼく)・・うらなう。キョをトする・・(トキョ)・・住むところを選ぶ    
652   ぼくねんじん 朴念仁 無口で愛想のない人。また、 がんこで物の道理のわからない人。わからずや。    
653   ほころばす 綻ばす ほころびるようにする。ほころびさせる。 「口もとを−・す」 衣服などをゆるめる。     
654   ほだされ 絆されて 1.情に引きつけられて、心や行動の自由が縛られる。2.身体の自由を束縛される。    
655   ぼつぜん 勃然ボツゼン 1 急に、勢いよく起こるさま。「勃然として雄心がきざす」2 顔色を変えて怒るさま。「勃然として色をなす」3 思いがけないさま。
656   ほとばしる 迸る 理論や判断にまちがいがないこと。    
657   ほとびる ホトびる 水けを含んでふくれる。ふやける。「干した貝が水に―・びるように」    
658   ほとぼり 熱り 11.さめきらずに残っている熱。余熱。2.興奮などのなごり。3.事件などがおさまったのち、しばらく残っている世間の関心。
659   ほりゅうのしつ 蒲柳の質 体質がひ弱な事・・蒲柳(かわやなぎ)が秋になったらすぐ葉が落ちる様を譬えたもの。    
660 まがまがし 禍々しい 縁起が悪く、不気味なさまを意味する表現。 (2)忌々しいさまを意味する表現。    
661   まかりとおる 罷り通る 通用するの強調    
662   まくしたてる 捲し立てる 勢いよく続けざまにしゃべる    
663   ましてや 況してや 二つ事例を並べあげて、前述の場合でさえこうなのだから、後述の場合はもちろん、の意で使うのこと。
664   まつ 俟つ 今か今かと望みながら時を過ごすこと   本人の自覚に俟つ
665   まって 須って 1.まつ。待ちうける。2.もちいる。もとめる。3.すべからく…べし。しなければならない。 4.しばらく。少しの間。
666   まつわる 纏わる 1. からみつく。2. そばについていて離れない。つきまとう。3. 付随する。関連する。「星に―・る物語」
667   まどい ダン 団居/円居(まどい)・・ 人々がまるく居並ぶこと。車座 (くるまざ) になること    
668   まとう 纏う 1.身につける。着る。2. からまる。巻きつく。また、からみつかせる    
669   まなかい 眼界 がんかい:1 目に見える範囲。視界。「眼界が開ける」2 考えの及ぶ範囲。「彼は眼界が狭い」 
670   まばゆい 眩い 光が強くて、目をあけていられないのこと    
671   まゆにせまる まゆちかく マユセマる マユチカ 眼前に迫る    
672   まんもくしょうじょう 満目蕭条 見渡すかぎりのものすべてが、ものさびしいようすであること。    
673   まんもくしょうど  満目焦土 みわたすかぎり焼け野が原    
674 みかいもうまい 未開ミカイ蒙昧モウマイ ==むちもうまい 無知ムチ蒙昧モウマイ    
675   みじん 微塵 ごくわずかな量   微塵もない
676   みずみずしい 瑞々しい 若々しく、水を含んだようにつやがあるさま。     
677   みぞおち 鳩尾ミゾオチ 人間の腹の上方中央にある窪んだ部位のこと。 鳩尾(きゅうび、みぞおち)、水月(すいげつ)、心窩(しんか、しんわ)とも呼ばれる。
678   みだしなみ 身嗜み 1.人に不快感を与えないように、言動や服装を整えること。また、その心掛け。2.身分・境遇に応じて身につけておくべき教養や技芸。
679   みなぎる 漲る 1.水が満ちて、あふれるほど勢いが盛んになる。2.2km→ 力や感情などがあふれるばかりにいっぱいになる
680   みにしみる 身に沁みる 深く感ずる。しみじみ感銘する 身に染みる  
681   みやつくち 身八つ口 (和服ワフク) 女物や子供物の和服の身頃(みごろ)のわき明き。 また、その寸法。 袖付け下からわき縫いまでの間。
682   みやる 見遣る 視線を遠くへ向けるのこと    
683   みょうが 冥加ミョウガ 1 気がつかないうちに授かっている神仏の加護・恩恵。また、思いがけない幸せ。   命冥加
684 むこ 無辜 何の罪もないこと。    
685   むざと (無雑)と 1.軽率にことをするさま。うっかりと。2 いいかげんにことをするさま。    
686   むさぼる 貪る 1.飽きることなくほしがる。また、際限なくある行為を続ける。2.がつがつ食べる。    
687   むしこまど ムシマド (建築ケンチク)京町家特有の低い二階(厨子二階)にある、塗り壁の窓のことで、二階の通風や採光のために設けられます。 その見た目が虫籠みたいだからその名がついたと言われている。
688   むしやしない ムシヤシナ 無性にわいてくる食欲を抑える行動やそのための軽食そのもののことをいう。     
689   むしる ムシ 1 つかんだりつまんだりして引き抜く。「草を―・る」「羽を―・る」「毛を―・る」2 肉や魚などの身をほぐす。「あぶった干鱈 (ひだら) を―・って食べる」3 おどして、財産を …
690   むせる 噎せる 気管に煙や食物などがひっかかって苦しむ。むせぶ。    
691   むちもうまい 無知蒙昧ムチモウマイ 知恵や学問がないために物事の道理を理解することが出来ず、愚かなこと。    
692   むび 夢寐ムビ 眠って夢を見ること。ーにもワスれない。・・夙夜夢寐(しゅくやむび)・・一日中。朝から晩までいつもいつも。 また、寝ても覚めても思うこと。一日中、頭を離れず思い続けること。
693   むびゅう 無謬 理論や判断にまちがいがないこと。    
694   むらがる 簇る はたくさんの人・動物などが、一か所に秩序なく集まるのこと。    
695 めいみゃく 命脈メイミャク いのち。生命。生命のつながり。 「命脈が尽きる」「命脈を保つ」    
696   めをつむる 目を瞑る めをつぶる・・1.目を閉じる。また、目を閉じて眠る。22.死ぬ。3.過失などを見て見ぬふりをする。
697 もうまい 蒙昧 知恵や学問がなく、愚かなさま。    
698   もうまいあんぐ 蒙昧モウマイ暗愚アング 暗愚アング・・道理がわからず、おろかなこと(ひと)    
699   もうもうと 濛々と 霧・煙・砂ぼこり・湯気などが一面に立ちこめるさまのこと    
700   もがく 踠く 手足をばたばたと動かしてもだえ苦しむのこと 藻掻く(当て字)  
701   もがり モガリ 日本の古代に行われていた葬送儀礼。死者を埋葬するまでの長い期間、遺体を納棺して仮安置し、別れを惜しみ、死者の霊魂を畏れ、かつ慰め、死者の復活を願いつつも遺体の腐敗・白骨化などの物理的変化を確認すること ..
702   もくしょうのかん 目睫の間 目とまつげの間・・きわめて近くに迫る。    
703   もこたる 模糊たる 輪郭がおぼろげ、あいまい 茫々たる  
704   もたげる 擡げる 1隠れていたこと、押さえていたことが、考えや思いに浮かぶ。2.少しずつ勢力を得て現れてくる。台頭する。 頭を擡げる
705   もたらす 齎す 持って来る。持って行く。多く抽象的なものごとについていう。     
706   もたれる 凭れる、靠れる 寄りかかる ・ 凭れかかる ・ 体を預ける ・ 体をあずける ・ 背をあずける     
707   もちおもり オモ 初めはそうでもないのに、持っているうちにだんだん重く感じること。    
708   もっこく 木斛モッコク モッコク科の常緑高木。江戸五木の一つ。    
709   もつれる 縺れる 1.線状のものがからまり合って解けなくなる。2.足・舌などが思うように動かず、 言語・動作に支障をきたす。3.事柄が入り組んで決着のつかない状態に なる..
710   もてあそぶ 弄ぶ 弄ぶ/玩ぶ/翫ぶ(もてあそぶ)とは。1 手に持って遊ぶ。手であれこれいじる。「ハンカチを―・ぶ」2 心の慰みとして愛する。賞翫 (しょうがん) する。「書画骨董を―・ぶ」3 好き勝手に扱う
711   もとる 悖る (道理などに)そむく。反する。    
712   もも モモ 足の、ひざから上の腰に続く部分。    
713   もろさ 脆さ 外からの圧力や影響に対して抵抗する力が乏しいのこと    
714 やくする 扼する 1.強く押さえる。締めつける。2.要所を占める。重要な地点を支配下におく。 「東北トウホクヤクして南北ナンボクヒロがる」
715   やつれる 窶れる 1.病気・ 心労などで、やせ衰える。2.見栄えのしないようすになる。みすぼらしくなる    
716   やにさがる 脂下ヤニサがる 得意になって(いい気持で)にやにやする。    
717   やましい 疚しい  良心に恥じるところがあるのこと 疾しい  
718   やむ 消えてなくなること。 やむこと。 また、やめること。 火が消えるように滅びてなくなる。   タタカいはんだ。田辺タナベ聖子セイコ「おかあさんツカれたよ」
719   やめる 已める 1.続けてきたことを,終わりにする。  2. しようとしていたことを,しないことにする。 3.病気を治す 止める  
720   やゆする 揶揄する 皮肉めいた批判をともなって嘲笑する    
721   やりとり 遣り取り 物をとりかわすこと    
722   やりばのない 遣り場のない 悲しいことや痛ましいことに接して心が痛むやり切れない ・ 遣り切れない ・ 不条理な ・ 不条理の感の残る ・  遣る瀬ない   
723   やる 行る (1)(遠くへ)人を行かせる。(2)相手に不利益や危害を与える。(3)同等以下の相手に物品・恩恵などを与える。 筆を行る
724 ゆうえき ユウワキバサ 力を貸して導いてやること。「後進を誘掖する」     
725   ゆうえん 優婉/優艶 やさしくしとやかなこと。あでやかで美しい。    
726   ゆうしん 雄心ユウシン 山などが高くそびえたっているさま。また、ぬきんでて偉大なさま。    
727   ゆうそくこじつ 有職故実ユウソクコジツ 朝廷や公家、武家の昔からの行事や法令・儀式・制度・官職・風俗・習慣の先例、典故。また、それらを研究する学問。
728   ゆうよく   船が水上をあちこち動き回って敵に備えること。また、あちこち動き回ること    
729   ゆうわ 宥和 対立する相手の態度を大目に見て、仲良くすること。 ーー政策セイサク    
730   ゆかり 所縁 1.なんらかのかかわりあいやつながりのあること。因縁。2.血縁関係のある者。親族。縁者  
731   ゆめゆめ 努努ユメユメ ・・強調キョウチョウ・・否定ヒテイトモナ    
732   ゆめゆめしい ユメユメしい 夢のようにあてにならない    
733 よいやみ 宵闇ヨイヤミ 宵の薄暗さ。「宵闇迫る街」2 月の出が遅くなる、陰暦16日ごろから20日ごろまでの、宵の暗さ。また、その時刻。特に、中秋の名月を過ぎてからの宵の暗さ。
734   ようえい 揺曳 ゆらゆらとただようこと。また、音などがあとまで長く尾を引いて残ること。たゆたう(新源氏物語)
735   ようとして 杳として 1 暗くてよくわからないさま。また、事情などがはっきりしないさま。「―として消息が知れない」
736   ようかい 容喙 当事者でないものが横あいから差し出口をすること。 口ばしをいれること。 容嘴(ようし)。  
737   ようげん 揚言ヨウゲン 声を張り上げて言うこと。公然と言うこと。    
738   ようし 夭死 年が若いうちに死ぬこと。わかじに。     
739   ようてい 要諦 物事の最も大切なところ。肝心かなめの点。 ようたい。    
740   ようとうくにく 羊頭狗肉 良品に見せかけたり、宣伝は立派だが、実際には粗悪な品を売るたとえ。 羊の頭を看板にかけながら、実際は犬の肉を売る意から。 ▽「狗」は犬。「 羊頭を懸かけて狗肉を売る」の略。
741   ようぼうかいい 容貌魁偉 姿かたちが堂々として大きく立派なさま。    
742   よがん いん 与願印 (仏教ブッキョウ) 仏が衆生の願いを聞きとどけ、成就させることを示した印相。 左手、または右手を外に向けて下げ、指先を垂れる形をいう。
743   よぎる 過る 1.前を横切る。通りすぎる。2. 途中で立ち寄る。3. 避ける。よける。    
744   よじる 捩る 捩(すじ)る・・体をねじり、まげる。捩(もじ)る・・滑稽(こっけい)味を出すため、もとの表現に似せた口調(くちょう)の言い方をする。    
745   よだつ 弥立つ 寒さや恐ろしさのために身の毛が逆立つ。 よだつ。   身の毛が弥立つ
746   よみ (旧約キュウヤク聖書セイショ) カゲ 死者シシャくところ 日本ニホン神話シンワ・・黄泉ヨミ     
747   よみがえる 蘇る 1 死んだもの、死にかけたものが生きかえる。蘇生する。「死者が―・る」2 一度衰退したものが、再び盛んになる。「記憶が―・る」 甦る
748   よりかかる 凭り掛かる つくえなどにもたれる    
749   よりをもどす 縒りをもどす 1 縒り合わせたものをほどいてもとに戻す。2 物事をもとの状態にする。    
750 らいだ(or らんだ) 懶惰 なまけ怠ること。また、そのさま。怠惰。    
751   らいらく 磊落 度量が広く、小事にこだわらないこと。また、そのさま。    
752   らちもない 埒もない 順序だっていない。 めちゃくちゃである。 零落  
753   らんぴ 濫費 計画なくむやみについやすこと、金銭をむやみに使うこと、 乱費  
754 りくぞく 陸続と 次々と連なり続くさま。    
755   りげん 俚言リゲン 俗間(ぞっかん)に用いられることば。また、ある地域の方言の語彙。俗言。俚語。    
756   りつぜん 慄然 恐れおののくさま。恐ろしさにぞっとするさま。    
757   りゅうとした リュウとした 立派リッパなり    
758   りょがい 慮外リョガイ 1 思いがけないこと。 また、そのさま。「慮外な(の)ことを言う」2 無礼であること。また、そのさま。ぶしつけ。「慮外ながら一言申し述べます」
759   りょうげん 燎原 野原を焼くこと。また、火の燃えひろがった野原。    
760   りょうりょうたる 寥々リョウリョウたる ものさびしくひっそりとしているさま。 また、空虚なさま。 むなしいさま 寂々セキセキ寥々リョウリョウ  
761   りんしょくか 吝嗇家 けち。基本的な快適さや生活上の必要の一部を犠牲にしてでも、金銭その他の財産を溜め込もうとする人物
762   りんらく 淪落 衰えて惨めになること。落ちぶれること。。らくたく。    
763 るる 細く長くとぎれることなく続くさま。    
764 れいご 囹圄 囚人を捕らえて閉じこめておく所。牢屋 (ろうや) 。   淪落の淵に沈む
765   れいしつ 麗質 生まれつきの美人。    
766   れいりな 怜悧な 頭のはたらきがすぐれていて、かしこい・こと    
767   れんだい 輦台レンダイ 江戸時代、川を渡る客を乗せた台。 ふつう、板に2本の担い棒をつけたもので、4人でかついだ  
768   れんちゅう 錬稠 錬・・ねる 稠・・濃い/おおい/しげる/びっしりと    
769 ろうかい 老獪 いろいろ経験を積んでいて、悪賢いこと。 また、そのさま。 老猾(ろうかつ)。  
770   ろうがっきゅう ロウ学究ガッキュウ 学究肌の老学者.世事にうとい老学者    
771   ろうこう 陋巷ロウコウ 狭くきたない路地。貧しくむさくるしい裏町。    
772   ろうたけた 臈長けた 主に女性の気品あふれる美しさを形容して用いられる表現。上臈・・貴婦人    
773   ろうらい 老来ロウライ 年をとること。老年。「 しきりに―の嘆をなしたのも」〈荷風・雨瀟瀟〉[副]老年になって以来。年をとってからこのかた
774   ろうらく 籠絡 他人をうまくまるめこんで、自分の思う通りにあやつること。 篭絡、龍絡  
775   ろうれつ 陋劣ロウレツ いやしく軽蔑すべきであること。また、そのさま。卑劣。「―なる愚蠢 (おろか) の人物」    
776   ろかく 鹵獲 戦いで敵の武器・弾薬・資材をぶんどること。戦利品を得ること。    
777   ろどん 魯鈍ロドン 1 愚かで頭の働きが鈍いこと。また、そのさま。愚鈍。「魯鈍なたち」2 「軽愚 (けいぐ) 」に同じ。  
778 わきまえる 弁える 物事の区別や善悪の区別をするのこと   礼儀を弁える
779   わくでき 惑溺 ある事に夢中になり、本心を奪われること    
780   わだかまる 蟠る 輪のような形に巻いている。とぐろをまく。複雑に入り組んでいる    
781   わめく 喚く 大声をあげて騒ぐ    
782   わらう 嗤う 馬鹿にしたように笑う、見下したように笑う