ピラミッドについて勉強しましょう。

 

巨石(重さ2.5t)を四角錐状に積み上げたクフ王のピラミッドは280万個という膨大な数の巨石が積み上がっている。建造には20年間。農閑期に浮く人手を、ピラミッド建設に当てたと言われている。

何の目的で造られたのかは現在でも謎とされてい る。

古代エジプトではピラミッドを「メル」と呼んでいたが、「昇天の場」を意味する事であるから、王の死後何らかの儀式が関連することは間違いがないとされている。

ピラミッドが単体で存在するものではなく、付属の葬祭殿をふくめ建設されている例が多い。


三角の傾斜は、王が天に昇る階段ではないか、
斜めの外形は太陽光を模したものではないか、
北側の入り口から入る構造や、玄室の存在など  
いまだに解明されていない仕掛けがあると、
いまだに探検ロマンの旅が続けられている。

 

ピラミッド(Pyramid)の語源・・

ギリシャ語で三角形のパンを示すピューラミス(Пυραμ Pyramis ピラミス ピラムス)に由来する。

 

数あるピラミッドでは、ギザのピラミッドが一番高く146mの高さ。
14世紀始めのリンカン大聖堂(イングランド東部リンカンシャー州)が完成するまで世界一の高さであった。

 

 

 

 

まずgoogle earthの写真から

ギザの大ピラミッド(Great Pyramid of Giza)・・ギザ市(大カイロ(Cairo)経済圏)の市街地の中!

 


 

 

奥から、クフ王のピラミッド、カフラー王のピラミッド、メンカウラー王のピラミッド

 

 

ギザの3大ピラミッドの配置図

 

三大ピラミッドの位置は、オリオン座の三つ星に相当するとも言われている・

 

 

 

 

 

クフ王のピラミッド断面図

1.入口
2.盗掘孔
3.上昇通路入口
4.未完の地下室
5.脱出孔
6.上昇通路分岐点
7.女王の間
8.大回廊
9.控えの間
10.王の間
11.重力軽減の間
12.通気孔

 

 

 

ピラミッドにひそむπ・・・高さを半径とする円周の長さ=底辺の和

 

 

 

 

直線の図形なのに、どうしてπがでてくるのか考えて見ましょう。

当時の巻尺である縄は、シュロや麻の繊維をよって作られたのだろうから、強く引っ張ると伸びたり、長い距離では縄が緩んだりして不正確になるので、半径の決まった円板を回転し、円周に使って図ったのだろうと想像します。

下の図では高さ4Rとした場合、底面の長さは、πR。高さが4R。

146.7/4*π=115.2

 

ピラミッドの傾斜(三角形の角度は51°50’35 )

をπ(パイ)角と呼んでいる。

 

 

 

 

 

 

 

ピラミッドにひそむ黄金比・・・斜辺の三角形に注目すると、三角形の高さ=(底辺/2)の1.618倍

 

 

ピラミッド作成例