サラ文・展望台(2004年04月)
4月、新入社員が真新しいスーツで出勤する季節ですが、一方この同じ季節に定年退職を迎え、出勤しなくても良い生活が始まる人たちも沢山います。「会社人間」としての拘束や特権から突然離脱し、生活のリズムも日々の目標も否応なく激変したあと、自らに相応しい充実した「第2の人生」をどう選びとるか・・・この問いに多くの人が向き合い、それぞれに模索しています。「定年」はいまやゴールではなく、豊かな可能性をはらんだ「もう一つの人生」のスタートラインです。私たちサラ文は現役サラリーマンだけでなく、この年層の人たちの「良き受け皿」としての機能も、従来以上に発揮してゆきたいと思います。「カミソリといわれた男の紙おむつ」ではあまりにも惨めです。
自分の存在感を感じられる場を得て「これでよし百万年の昼寝かな」といわれるような信頼される組織にしてゆきたいものです。また、霊長類の研究で知られる河合雅雄さんは「森は桧や杉の単林でなく雑木林がいい。そこでは多様な生物が自分の個性を主張して生きている」と言っています。サラ文は今でも立派な雑木林ですが、できれば雑木の本数をもっともっと増やして、豊かな森にしたいと思います。会員の皆さん、サラ文という森をもっと豊かな森にするために皆さんの周りの個性豊かな木々を探してきて植林しましょう。そしてこのHPをご覧の皆さん、ご覧戴いたようにサラ文はとても個性的なメンバーが集まってワイワイガヤガヤと楽しい集団です。是非仲間に入りませんか?・・・大八木 元

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