サラ文・展望台(2005年4月)

◆いよいよ4月、新学期、新年度に入る。
そんなこと関係ない、という人も多いかも知れないが、サラ文も新年度、14期に入る。
13年間頑張ったという印象はなく、面白いこと楽しいことに身を任せているうちに過ぎてしまった感じだ。 経済的には最初の数年を除き努力を必要としているが、それもまた活力の源となっている。

◆最近「文脈力」という言葉を耳にした。
日本語に関する本を多数書いている斎藤孝さんという方の造語で、ものごとの意味を捉え繋げていく力のことだそうだ。 『「頭がいい」とは文脈力である』という本が発刊されている。
サラ文の会合ではお酒が入ると話がどんどん発展し、話半分だったものが実現まで行ってしまったりする。
一人では文脈が辿れなくても、何人かが集まると話が繋がる、ということはサラ文は数人でお酒を飲むと頭が良くなる?

◆長野県泰阜(やすおか)村で、村の職員が独りで暮らすお年寄りの晩酌相手を務める「お酒は楽しく『ふたり酒』」という事業を、この夏から始めるという話
だ。
サラ文会員が数人で、お酒やつまみを用意して独り暮らしの方のところに伺い、文脈力を生かして話し相手を務めるというのも良いのではないか。
文脈力とは一方的に話すことではなく、相手にも話す気になってもらい、その話を良く聞くことでもあると思う。
仲間同士とは少々違った、味わい深い会話に出会えるかもしれない。
「お酒は楽しく『4・5人酒』」。

◆サラ文のキャッチフレーズは「遊びと趣味の達人集団」ということになっているが、この文脈力も捨てたものではない、のではないか。
「サラ文 脈力」・・・「サラ文の絶えざる力」と名付けるのはどうだろう?
       副代表幹事 中島 邦子

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