サラ文・展望台(2006年2月)

 今年は毎日を大切にゆっくりと暮らすつもりがもう予定を入れすぎ慌しく日をおくり始めています。
「−−−のつもり」と言えば「つもり違い10ヵ条」というのを読みました。例をあげてみると
厚いつもりで薄いのが人情
薄いつもりで厚いのが面の皮
強いつもりで弱いのが根性
弱いつもりで強いのが自我
多いつもりで少ないのが分別
少ないつもりで多いのが無駄
 どれも思い当たるふしがあり、反省するけれどなかなか思い通りにいかないのが人間なのかもしれません。情報も豊富で、多種多様な娯楽もある社会で、ある程度の暮らしができても、人は孤独や生き甲斐なしでは生きられないように思います。最近、耳にたこが出来るほど聞く「2007年問題」もこうした普通の人が定年目前になっていろいろな不安に直面しているからでしょう。私も5年前に退職した時、せいせいしたつもりなのに自分の中で仕事が占めていた大きさに驚き、しばらく精神のバランスをとるのに試行錯誤しました。
 そんな時サラ文に入会し、様々な趣味を持つ会員と会合で話し合い、達者な芸を声援し、イベントの手伝いをしたりするうちに仲間意識が生まれ、会社員時代にはなかった活動の場が広がりました。退職後は燃え尽き、ひっそりと暮らすつもりの人が趣味をみつけ、思いもつかなかった生き甲斐を発見し、前より元気になったなんていう幸せな「つもり違い」が増えるサラ文、また若い世代をもひきつける魅力的なサラ文になるように、力を合わせて活動していきたいと思っています。
     サラ文幹事 坂本淳子

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