サラ文・展望台(2007年6月)

ダルニー通信にステキな記事が載っていました。サラ文でも昨年度の募集(一口:二千円・一万円)で22名の方に賛同をいただき7名の中学生に支援することが出来ましたが、ダルニー奨学金募金の運営団体、日本民際交流センター(=以下民際)の発行する通信です。20年前に支援されたタイ学生と支援した人の再会のお話です。
日本人の一主婦がご主人の仕事関係でダルニー募金のことを知り1万円の寄付をしていました。支援された女学生はその後も一生懸命勉強しさらに奨学金のお陰で大学まで卒業し、現在はニューヨーク国連で働いています。そこで偶然に民際に関係している方と知り合いになりました。
奨学生だった彼女はそれからの一生を変えるきっかけとなった奨学金支援をしてくれた方から受け取った最初の励ましの手紙を大事に肌身離さず持っていたのです。当時民際を通し1,2回文通をしていたそうです。そしてぜひ恩人にお礼が言いたいと民際の関係者にお願いをして探してもらいました。その主婦はすっかり忘れていたそうですが、民際から連絡があり支援したことを思い出し、支援した中学生がりっぱに成人し、また自分の送った手紙を大事に持っていてくれたことにとても感動したそうです。
この記事を読んで、1人の中学生に対し1年間1万円支援の大きさを改めて実感しました。しかし支援された子供たちが全員中学校を卒業できるとは限らないそうです。家が貧しくて結局学業を途中で断念し、働き始める子供も多くいるとのこと。それでも中学、高校、大学を卒業し地元に戻って活躍をしている子供たちもいるようです。
タイやカンボジアの貧しい子ども達へのサラ文のボランティア活動としてぜひ今後も続けていきたいと思いました。

副代表幹事 佐々木 庸子

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