サラ文・展望台(2007年8月)
暑中お見舞い申し上げます。
都会の夏場の散歩は日陰を探し、オフイスや飲食店からの熱風に顔をなでられ、アスファルトの照り返しと快適と言うわけにはいきません。でも私の唯一の
メタボリック対応なので、夏休みにしてしまうのも・・。
目を楽しませてくれるビルの谷間の町屋の植木鉢や盆栽も少しずつ減り、もう残っている空間は上空のみ。それなら高いビルに昇って(階段?)下を左右を見まわした方がよっぽど涼しそうと想いたちました。
誰でも入れて眺めが良くて冷房でと、散歩の途中で昇ったり降りたりで見つけました。両国駅隣りの「江戸東博物館7階フロアーです。周りが低層の建物が多いせいか視界が思いのほか広く、湾岸開発中の豊洲・有明方面が身近に感じられ、見える範囲も六本木ヒルズの視界と違って、庶民的でホットするものがあります。
そこには図書室もありお江戸や下町の資料や写真集などもあってつい長居(いえいえ居眠りではなく)をしてしまいます。ここを出て向かいの隅田川に出ますと水上バスの発着所があり、定期的(ほとんど毎日)「お台場」行きが運航されています。たまには散歩の途中下車も場所がら「粋」かもしれません。川沿いに歩いて行くと浅草に出ます。吾妻橋のきわにあるあの派手な黄色いビルの22階もオススメのスカイビューです。
その昔はビヤホール今は瀟洒なオフイスビルになりましたが、ここでは迷わずエレベーターで直行します。ここの展望エリアは、普通のお値段の喫茶室(ビール有)です。眼下に曲がりくねった隅田川が見渡せ鉄橋を東武電車が行き来し、どこか懐かしい光景が見られます。
でも近い将来この近辺に「新東京タワー」が出来るとか。これからどんな街に変化するか興味のあるところですが、ヒートアイランド現象緩和などを考慮にいれて、今後は貴重な空き地が出来たら、半分は木々の繁る緑地帯にして欲しいと願っています。
副代表幹事 品川 慶子