サラ文・展望台(2011年1月)

新年のご挨拶

会長 大八木 元

 明けましておめでとうございます。会員の皆様にはお元気に新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。

 さて、1992年4月にスタートいたしましたサラ文は今年20周年を迎えます。
発足当時バリバリの現役サラリーマンであった多くの会員の皆様が、近年リタイアされ、今では第2の人生を歩んでいる方の割合が多くなって参りました。振り返ればこの20年日本のサラリーマンを取り巻く環境は著しく変化してきました。会社に忠誠を誓っていれば老後の生活は定年延長や年金によって安泰であると信じていた多くのサラリーマンが「こんな筈ではなかった」と悔やんでいます。私たちサラ文は、発足当初から「会社に人生を預けるのではなく、自らのリスクで積極的に多色刷り人生を楽しもう」という自助努力の精神を中高年サラリーマンに訴えてきました。この考えに賛同される会員の皆様のお蔭で、20年という長い年月を無事に乗り越えてくることが出来ましたことに深く感謝申し上げたいと思います。

 ところで、従来は会の内部で会員相互に良い刺激を与え合うイベントや企画などを中心に運営して来ましたが、今年からは20周年を機に我々の身近な社会に対する“貢献”“お役立ち”というキーワードを新たに加えたいと思います。(勿論従来からの内部向けの企画やイベントも継続します) 会員の中には大変珍しい特技や趣味、豊富な知識・経験に基づくカルチャースクールの運営、人を楽しませる技・・・などをお持ちの方が沢山いらっしゃいます。これを会の中だけでなく、広く社会に役立てることが出来ないかという考え方です。 “ボランティア”“奉仕”などの用語がやや手垢にまみれている、あるいは自己犠牲のニュアンスが感じられるので、“貢献”“お役立ち”という言葉を選んでみました。サラ文と他の福祉団体との違いは、サラ文の場合は「自分でも楽しみながら、人にも楽しんでもらうことで社会のお役に立つ」という点にあると思うからです。

 昨年から“サラボラ”の取り組みがスタートして、ようやく実際の活動として目に見えるようになって参りました。当面事務所のある新宿区からスタートしましたが、いずれ他の行政や団体からの依頼が予想されます。「貴方の経験・能力が必ず社会のお役に立ちます」というフレーズが入会の動機付けになるかもしれません。多くの会員の皆様の参加をお待ち申し上げるとともに、「自分の経験、知識、意欲などを社会のお役に立たせたい」と考えている人々に、「是非会員になって私たちの活動に参加しませんか?」と誘って戴きたいと思います。

 本年も皆様の益々のご健勝をお祈り申し上げますとともに、会員の皆様の先頭に立ってサラ文の更なる発展に尽力いたしますことをお誓い申し上げ、新年のご挨拶といたします。

'03/12
'04/01 '04/02 '04/03 '04/04 '04/05 '04/06 '04/07 '04/08 '04/09 '04/10 '04/11 '04/12
'05/01 '05/02 '05/03 '05/04 '05/05 '05/06 '05/07 '05/08 '05/09 '05/10 '05/11 '05/12
'06/01 '06/02 '06/03 '06/04 '06/05 '06/06 '06/07 '06/08 '06/09 '06/10 '06/11 '06/12
'07/01 '07/02 '07/03 '07/04 '07/05 '07/06 '07/07 '07/08 '07/09 '07/10 '07/11 '07/12
'08/01 '08/02 '08/03 '08/04 '08/05 '08/06 '08/07 '08/08 '08/09 '08/10 '08/11 '08/12
'09/01 '09/02 '09/03 '09/04 '09/05 '09/06 '09/07 '09/08 '09/09 '09/10 '09/11 '09/12
'10/01 '10/02 '10/03 '10/04 '10/05 '10/06 '10/07 '10/08 '10/09 '10/10 '10/11 '10/12