サラ文・展望台(2011年2月)

新しい年になり、元日からのイベントや行事などが一段落した1月13日の朝に「今年の目標・志は何にしようか」と考えていた。しばらくたち、よし、今年は「人に感動を与え、人から感動をもらうこの一年!」にしようと決心をした。 おりしも報道では、タイガーマスク・伊達直人の「善意の輪、少しでもお役に立つことをしたい」という共感を持った人々が運動のように拡大をしている。素晴らしいことで感動していた。「ようし、遅れてはならじ。実行だ。善は急げ!」 まず、私の住んでいる世田谷区の児童養護施設を調べてみると2か所あったので自宅から比較的近い「福員寮」を選んだ。次に何を寄付するか。品物より現金がいい。ここに元日に地域の神社で実演販売した売上金が50000円ある。よし全額寄付しよう。さて、送り主は、伊達直人では面白くないので、落語でおめでたい名前「寿限無」にする。便箋に「どうぞお役にたてて下さい。寿限無」と書き、寄付金とともに封筒に入れ、自転車で地図を見ながら施設に向かった。やがて到着し自転車を置きながら、どのように渡そうかと考えた。このままポストに入れようか。ドアをあけこのままそっと置いておこうか。受付の人に渡そうか・・。「よし、受付の人に渡そう。そしてすぐに帰るのだ」と考え、ドアを開ける。左側に事務所があり3人の方が仕事をしている。近い方に「あの〜、これをお役に立てて下さい」と渡し帰ろうとすると「ご寄付ということですか。ありがとうございます。ちょっとお待ち下さい」と言われて誰かを呼びに行ってしまった。帰るタイミングがはずれた。しばらくすると施設長とみられる男性が来られ「ご寄付ということでよろしいのでしょうか。それではこの書類にご住所とお名前をお書き下さい」と寄付要項書類を渡された。「いえ、そのまま寄付しますので」と断ると「どうかお願いです。事務手続上とても助かりますので、ご住所とお名前をお書き下さい。公表はしませんので」と頭を下げられてしました。しかたがないので住所と本名を書いて提出してしまった。事務の方々から「ありがとうございました」と言われ帰路についたが・・「う〜ん。あまり感動的な渡し方でなかったなぁ〜」

代表幹事 小林雅一
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