サラ文・展望台（2011年1１月）

定年退職等で会社をリタイア後にセカンドライフという長い第二の人生が待っている。しかしながら会社人間の方は、特に男性は楽しいセカンドライフや地域社会で何をしたらよいのか、どこへ行ったらよいのだろうか・・・。やることが無く、行くところも無く、悩み途方に暮れ憂鬱になり、家の中で抜け殻状態になってしまう人が多いと聞く。生き生きとして会社で頑張っていたのに、精悍な仕事ぶりだったのに・・・。今はなんとも情けない姿になっている。このままでは人生がもったいない！　そこでワクワク楽しいセカンドライフや地域デビューをするための志（こころざし）を考えてみた。　まず第一に、浸み込んだ会社人間からの脱却をすることだ。今までは、藩（会社）でスーツという重たい鎧を着て、肩書という兜をかぶり、名刺という刀をさして温室の社内や業界という仲間藩の中で仕事をしていたのだ。しかし、脱藩という定年になればもはや温室にはいられない。鎧も兜も刀も返上し、風吹きすさぶ社会という世間へ一人で飛び出すのだ。今までは何もかもしてくれる群れ社会で甘え、上からの指図で動く指示待ち族であった。これからは自分で何もかもしなければならない。自分の人生である。どうすればよいのか。最初は一人遊びをしてみることだ。やりたかったこと・行きたかったところなど好きなことを一人ですることだ。自立心を養うには一人で出歩くことが良い。未練がましいことは言わないで好奇心を持って行くこと。頭と心と体（体質）がスパッと切り替えられるかが最初の勝負だ。一人遊びが出来ると活動エリアがどんどん広がる。　第2に社会とのつながりを持つこと。そして地域という未知の世界で未知との遭遇を楽しむこと。�@地域に知り合いがいないと嘆く人→当たり前、少しの勇気でどこへでも顔を出すこと。�Aきっかけがないと言う人→チャンスは、誘われたら行く、頼まれたらやること。�B恥ずかしい〜どうしようかなぁと言う人→四の五を言わないで、飛び込む・溶け込む・汗をかくこと。�C浦島太郎か→そうです。世間という海は、鯛やヒラメだけではない、ウツボもいればウミヘビもいる。自分の考えで元気に楽しく行動すれば、そのうちに綺麗な乙姫様に会えると思うことだ。